第9話 ダンジョン2
2階層はウルフか、影縛りで斬っていく。
毛皮と魔石を落とした。
やっぱり魔石だけじゃないんだな。
ウルフを狩っていくと3階層への階段があったので降りると今度は蜂か、でかいな!
斬れば落ちるので楽だな。
今度は魔石と針?試しに投げてみると刺さった蜂が弱って消えたので毒針だなぁ。
4階層はゴブリンだったので斬ると魔石しか残らない。
5階層は扉になっていて開けるとでかいゴブリン、ホブゴブリンかな?とゴブリンがいっぱいいたので火遁の術を使って倒したら、魔石の他にゴブリンソードというのを落としたので拾っておく。宝箱が出て来たので開けると金貨が5枚入っていた。
そしてボードがあるので触ってみると1階層に転移しますかと出たので転移するとしたら1階層の出口に出たので出るとフラッシュが焚かれ目が開けられない状態だったので、
「やめろ!」
と大声で叫んだら威嚇になったようでシッター音がしなくなった。
「ったく」
そうすると横からギルドのお姉さんが来て、取得物を預りますときた。
俺はポケットから出すようにして影収納から魔石を出し、ゴブリンソードと毛皮と毒針をバッグから出すように影収納からだす。
「これ毒針なんで触らないように」
「はい!」
お姉さんはそっと持っていくとまたシャッターが切られる。が俺の方には向いてないのでよしとする。
「全て買取で?」
「あ、ゴブリンソードだけは記念にいいですか?」
「分かりました」
「これが精算した金額です」
「へぇ。はい」
「全部カードに入れますか?」
「はい!」
全部で17万になった。ゴブリンソード入れたら20万超えてたな。
「はい、これで終了です」
「ありがとうございます」
そして堂々と帰ることができなかった。
記者会見場が設けられていてそこに座らされると質問の嵐だった。
「中はどうでしたか?」
「石造りのダンジョンでした」
「モンスターは?」
「スライム、ウルフ、蜂にゴブリンとホブゴブリンでしたね」
「魔石は全てのモンスターからですか?」
「はい」
「総額幾らになりましたか?」
「ゴブリンソードを抜いて17万になりました」
「それはどうお使いに?」
「それは勝手でしょ?」
俺がムッとしたのを見た職員が、
「すいません!それでは会見を中止にさせていただきます!」
とやっと出れた。
「やっと出れましたね」
「あれ?鈴木さん?」
「会長から一言です。頑張れとのことです」
「ふぅ、俺からも一言、寝てますか?って聞いておいてください」
「ふふ、分かりました」
家に帰りゴブリンソードを立て掛ける。そんないい剣じゃないけどまぁ記念だな。
“ヴヴッ”
とスマホが鳴り電話に出ると、
「ケント!ようやく出た!」
「しかたないだろ?仕事してたんだから」
「ふぅ、まぁしょうがないか、であたしの装備返して欲しいんだけど」
「あぁ、ダンジョンか?」
「そうよ!もう18だから潜れるのよ」
「はいはい、じゃあ待ち合わせな」
「明日の10時に葛飾ギルドの前ね」
「了解」
「じゃあね!」
“ヴヴッ”
「はい!」
「あ?ケント?おれっす」
「あぁ、マサキか」
「そうっす」
「防具か?」
「よくわかったっすね」
「エリナから今さっき電話があったとこだよ」
「あー、でお願いなんすけど」
「なんだ?」
「さっきの会見で持ってた剣貸してくんないっすか?」
「見てたのかよ、じゃあ持っていくよ」
「マジっすか!あざっす!」
「明日10時に葛飾ギルドな」
「了解っす!」
ふぅ、やっと1人になれたな。
まぁ記者会見なんて最初だけだろうな。
あとはどこまで潜れるかだな。
次の日、2人はちゃんと待ち合わせの時間に来ていた。
「おっそ!」
お前が言うなよ。
「今10時だろ?」
「5分前集合!」
「うっさいわ」
「んではい!」
「こんなとこで渡せるかよ!」
「そうだね」
「あっちにいくぞ」
とすみの方に行くと、
「ほれ、あとほれ」
「あーしの剣久しぶりだ!」
「これがゴブリンの剣?結構ちゃちいね」
マサキがゴブリんソードを透かしているが、まぁそれで十分だろ。
「んじゃ行ってこいよ」
「おう!いってくる」
「んじゃねー」
「…なんか癪だから先に行くか」
入場受付を済ませて5階層に降りる。
6階層に出るとオークか。
ダガーで切り刻むとオーク肉と魔石だ。
オーク肉は美味いからなぁ。
とりあえず取れるだけとっていこう。
7階層はジャックウルフ、ウルフと似たようなもんだな。倒すと毛皮とキバと魔石をドロップ。
8階層はベノムスライム、毒持ちだから慎重に倒すと毒袋と魔石をドロップ。
9階層はスケルトン。倒すと骨粉と魔石をドロップ。
10階層はオークナイト、まぁ影縛りの術で倒してオークナイトの剣と魔石をドロップ。
宝箱には金貨10枚が入っていた。
とりあえず後ろのボードに手を置いて1階層に戻り外に出る。
「お疲れ様です。産出物をこちらに」
バッグから取り出すように魔石やらを出していく毒袋は危ないから割らないように言っておく。
「これで全てですか?」
「はい」
「持ち帰るものはありますか?」
「オークナイトの剣を」
「はい。じゃあ精算してきます」
「これでよろしいでしょうか」
伝票を見ると25万か、
「はい、カードにお願いします」
「分かりました」
とここで登録を終えた2人が入ってきた。
「おい。これの方がマシだぞ」
「お!なにこれ?」
「オークナイトの剣」
「まじ!ありがとう」
とゴブリンソードを返してくるので受け取る。
「じゃあがんばれよ?」
「うっす!」
「あーしは適当にね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます