プロローグ

これは8年前、夏休みの記憶。

「〇〇君!また会おうね!」「うん!そうだな!〇〇君!」〇〇君は車に乗って窓から体を乗り出して、手を振っていた。


そして8年後、夏。 高校 2学期


ピピピッピピピッピピピッ 

「んん゙ぁ゙夢かぁ。はぁ。なんか懐かしいな。結局まだ会えてないけど。」 

そんな事を言いながら俺はスマホのアラームを止めて、顔を洗い、食事を自分で準備して食べたあと、歯を磨いて、制服に着替えた。

「行ってきます。」と言うと「はーい。いってらっしゃーい」と返事が返ってきた。

自転車をだして、自転車のかごにスクールバッグを入れて、いつも通りの道を通って、学校に登校する。


この時はまさかあんなことになるなんて思ってもみなかったが。

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