第45話 カクヨムコン9について

 個人的な事情でカクヨムコン9については正直あまり話をしたくないのであるが、ある方が中間選考を通過することができず、次回のカクヨムコン10に作家活動の全てを賭けると書かれていたものを読んで、考え直すことにした。

 中間選考に漏れた人の作品を何作か読ませていただいたが、わたしの作品など比べ物にならないくらいに上手であるし、「通過して賞を目指したい」という意欲を感じるものばかりであった。そういう作品が☆が少ないために落選することに正直戸惑いを感じたし、そんな根性もない自分が何作も出して、それが通ってしまったことに申し訳なさを感じている。

 わたしにとって初めてのカクヨムコンであり、お祭りに便乗して作品を読んでもらおうと思った程度の参加であった。途中応援しすぎたのか、参加作品を紹介して相互評価を疑われたのかわからないが、運営からBANされてしまう憂き目にあった。カクヨム辞めようと考えたが、親切な方がすぐにカクヨムへの復帰を促してくれたので、慌てて締切り三週間ない状況で数作を放り込んでしまった。それによって他の真剣な作品が落選してしまったのではないかと思うと、やりきれない思いを感じるのだ。

 評価期間が残り二週間くらいしかないのに評価してくださったことは大変ありがたく思っている。しかし、何も8作も参加させなくともよかったのではないかという思いが消えないのである。

 正直、通過することよりも、「どういう基準で通過するのか」を知りたいという欲求はあった。予測通り通過数には上限があり、☆やフォロー数であれば8作とも通過できたのに創作論は通過できず、それよりも☆の少ないエッセイが通過していた。そんなこと以前にBANされて復帰したアカウントでも中間選考が通るのだとびっくりした。このあたり、「ちゃんと内容を読んではいるんだ」と一応の納得はした次第である。


(後悔より)


※1 評価してくださった皆様には重ねて厚く御礼を申し上げます。しかしながら、わたしとしては上記のような思いを持っておりますので、この件に関してはそっとしておいてくださると嬉しいです。

 今回落選された真剣に取り組み受賞を目指している方々が、カクヨム10でより良い結果になりますことを心よりお祈り申し上げます。


※2 落選された方の作品であっても、本当に素晴らしいものがたくさんありました。そういった熱意をもっと買ってほしいなと角川に対して思っている次第であります。また複数作品投稿への批判ではございません。あくまでも自省を述べるのが本旨ですので、複数作品通過された方はお気になさらず喜んでくださいませ。(2024.4.17)

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