男女の些細な違い

梅雨日和

大好きな彼女のために

 彼女は俺の宝物だ。


 誰にも取られたくない。


 一生一緒にいたい。


 ずっと大切にしたい。



 こんなに大好きで愛しているのに、別れることになった。



 俺は、大切な彼女に苦労させたくなくて、仕事をたくさん頑張った。

 

 同棲もしていたから、出来ることなら帰りたかったが、家に帰れない日もザラにあった。


 そんな日は漫喫に泊まるか、男友達の家に泊めさせてもらった。


 出世のためだ、彼女のためだ、頑張ろう。


 彼女の顔を思い浮かべれば、ブラックな労働時間も耐えられた。



 これだけ頑張っていたけど、別れることになった。

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