登場人物紹介 バルクハム






 スタットでは珍しいドワーフのNPC。身長は150cm程で、赤茶色の髭が自慢の筋肉質なおじいさん。初見のヨルは小さいおっさんと表現した。


 ヨルとの出会いはとある雪の日。ヨルの乗った暴走するソリを止めようとしたのだが、あまりの速度に吹き飛ばされた。


 持ち前の丈夫さで怪我はまったく無く、雪に激突したソリの心配をしていた。


 連行されるヨルを見て、変わった奴もいるんだなぁと、特に気にも留めずに雪かきを再開した。


 その後、罪を償ったヨルが菓子折りを持って謝罪に来た際、無給で働く労働力を手に入れられて喜んでいた。


 最初こそ、ヨルの事を都合の良い労働力としか見ていなかったが、結果的にイジリイジられが出来る間柄になった。


 元々は生まれ故郷であるガルガントで、武器や防具を製作していたのだが、実家のために家具作りを行った際、その楽しさに目覚めてしまい、一人家を飛び出たバルクハムは、スタットにて家具屋を始めた。


 ドワーフの金属加工技術により、高品質な家具を売っているのだが、鉄製な分、木材特有の暖かみが少なく、人気かと言われれば…、少し怪しい。


 ヨルは暇で助かると言い、バルクハムにゲンコツをもらった事がある。


 最近はヨルの提案で、鉄製のインテリア作りに力を入れており、現在では店の稼ぎ頭になっている。


 ヨルに頼まれ製作した、メスをモチーフにしたナイフは、近距離戦闘以外でも、投擲や解体にも使えるようチューニングしてあり、バルクハムの持つ技術が詰め込まれている。


 ヨルが闇医者ロールプレイをしたいと言うのは聞いており、闇医者が何なのか良くわからずに適当に相槌をうっていたらしい。


 ヨルにも家具作りを手伝わせた事があったが、工房に二人でいると、会話が中心になってしまい、仕事が進まないという事で、ヨルには接客を担当させていた。


 接客を任せていたヨルが、勝手に無料でハーブティーを店前で配っていた際は、何をしているのかわからず困惑していたのだが、ハーブティー効果なのか、客が増えたため、怒るに怒れなかった。


 価値観や文化が違いすぎるため、エルフの事はあまり良く思っていない。敵対しているわけでもなく、ただただ自分からは近づかないようにしているらしい。


 ドワーフのバルクハム。これからもヨルの頼れる兄貴分として登場予定です!







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 作者のりょです。


 キャラ紹介のおまけも、なんと今回で三回目です。毎回の恒例にしちゃいましょうか笑


 作者の自我が良く出る作品として売りにしようかしら。


 そんな冗談はさておき、闇医者と聞いてどんな存在を思い浮かべますか?


 法外な値段を要求するも、病気や怪我は絶対に治すようなカリスマ的存在。


 医師免許を持たずに、適当な診察や治療で金を騙し取る詐欺師的存在。


 考えれば考えるほど出てくると思います。それでは皆んなで闇医者の定義について議論しましょう!


 というわけではなく、人それぞれに自分なりの闇医者論を持っていても良いのかな〜って考えで、書いてます。


 「絶対に〇〇でなくてはいけない!」とか


 「絶対に〇〇しちゃいけない!」とか


 そんなのは窮屈だし、面倒くさいじゃないですか。主人公もロールプレイをしているだけで、本当に闇医者なわけではないですからね笑


 主人公には主人公なりの闇医者論があり、読者にも読者なりの闇医者論がある。それでも楽しめるように書いていけたらなって考えてます。


 ノリと勢いだけで書き始めたのに、楽しみにしてると言ってくれる人が増え、責任やプレッシャーが出てきた反面、より楽しく、より深くこの作品について考えるようになりました。


 これからも好きに書いていきます。読者の皆さんも一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。


 せーの、レッツ闇医者!




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