第13話 紀伊
アレックスと凜は時の宝珠を手にしたことで、新たなる力を手に入れ、更なる冒険に挑む心構えで次なる目的地を目指して旅を続けていた。その目的地は、紀伊半島にある源頼朝の遺跡だった。
彼らが紀伊に到着した時、そこでは不思議な光が輝くモアイ像たちが目を引いた。しかし、その神秘的なムードの中で、突如として謎の敵が現れ、アレックスと凜を襲い始めた。
敵は『威嚇射撃』の名手たちであり、迫力のある攻撃でアレックスと凜を追い詰めていった。しかし、そこへ現れたのは陸自特殊部隊であり、彼らの助力を得て、アレックスと凜は敵に立ち向かうことができた。
陸自の隊長、
「私のタイプ〜♥」
凜は目をキラキラさせてる。
敵はネリーという1942年に開発されたイギリス製の塹壕を掘る戦車に乗っていた。除雪用ロータリー車をベースに開発した。後に電撃戦の時代になり使われなくなる。
「除雪用ロリータを停めないと!」と、アレックスはジョークを飛ばした。
恐らく、敵も時空シールでこっちに来たのだろう。アレックスは霧子を思い出した。硝子の塔で殺された哀れな娼婦だ。彼らは霧子の仲間なのだろうか?
アレックスたちの戦闘能力に慄き、敵の殆どが逃げてしまった。残ったのはヘンリーとマイロというイギリス人だ。
「オマエたちは霧子たちの仲間なのか!?」
アレックスはヘンリーに尋ねた。
「霧子を知ってるのか!?」
「あの女はなにもんだ!?」
「時空旅行の参加者だ」
「時空旅行?」
「『黒野観光』が主催した旅行だ」
激しい戦いの中、アレックスと凜は力を合わせ、ヘンリーとマイロを打ち破り、生き残ることに成功した。
その後、彼らは源頼朝の霊廟へと辿り着き、時の宝珠を用いて亡霊たちの怨念を鎮めることに成功した。
すると、霊廟から現れたのは仁という名の霊であり、彼はアレックスと凜に感謝の言葉を送った。仁はかつて源頼朝に仕えていた忠義の武士であり、彼らを助けるために力を貸したのだった。
アレックスと凜は、仁の助言を受け、次なる冒険への準備を整え、未知の世界に向かって再び旅立った。彼らの冒険は、仁の導きと共に、さらなる高みへと進んでいくのだろう。
偶然、星咲と霊廟の近くで再会した。他の隊員は平家に全員殺られたらしい。星咲は『2017』と刻印されたシールを手にしていた。
「帰って『騎士団長殺し』を読まないと……」
村上春樹の14作目の長編小説。新潮社から2017年2月24日に発行された。
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