第14話 採石場の秘密

ボクが慎重に、そして勇敢に吊り橋を渡っていく。その橋は古びており、どこか安心できないほどボロボロに見えた。木々が軋む音が耳につき、吊り橋のたわみが不安を掻き立てる。しかし、ボクは振り返らず、前へと進み続けた。


岩が作り出す迷路


橋を渡り終えた先には、予想外の光景が広がっていた。そこは、大小さまざまな岩が乱雑に積み重なり、まるで自然が作り出した迷路のような場所だった。中央には、何かがあるように見える。その不思議な存在感に引かれるように、ボクは岩が作る採石場を進んでいった。


中央への道


大きな岩と小さな岩が混在する中を進むボク。足元は不安定で、時折、足を滑らせながらも、子猫たちと共に慎重に歩を進める。周囲は静まり返っており、自分たちの呼吸音や足音だけが響き渡る。


中心にあるもの


やがて、ボクはその場所の中心に辿り着いた。そこには、大きな岩の間にひっそりと佇む、古びた像があった。その像は、何か神秘的な力を秘めているかのように、周囲とは異なる雰囲気を放っていた。像は、人間ではなく、地球外の生命体を思わせる独特の形状をしており、その存在自体がこの場所の謎を深める。


新たな発見


ボクは、この像が何を意味しているのか、そしてなぜこのような場所に存在しているのかを理解しようと試みた。像の周囲を調べる中で、古びた文書のようなものを見つける。それは、この像とこの場所について記されたものであり、古代の文明や地球外生命体の存在に関する言及が含まれていた。


謎への手掛かり


この古文書は、人類消失の謎につながる重要な手掛かりである可能性がある。ボクは、この発見を胸に、新たな決意を固めた。この文書と像が示す謎を解き明かすこと。それが、ボクがこの旅を続ける理由となった。

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