第12話女性恐怖症
僕は女性は苦手だ。
だが、名古屋の友人はみんな女性。友達関係で飲み会とカラオケは楽しいが、結婚とか彼氏彼女になるのはもう、参った。
2人の女性に見放された。
一人目は9年間付き合って26歳で別れた。今の嫁さんとは結婚19年目で離婚する事になっている。
女性にとって、僕は余りにも役に立たないのであろう。
しかも、精神障がい者だし。
精神障がい者には精神障がい者の友達が増える。だけど、別に交際している訳ではないので、楽しい関係だ。
千茶はその面から言うと、表現しにくいがもう家族の一員になっている。
母は千茶を「奥さんだった良かったのに」とか、絶賛。
嫁さんは、あまり好きではない。
先日だって、息子の誕生日焼き肉会で、途中で帰るし。
塞翁が馬。
どこで、僕にジャーナリズムが押し寄せてくるか分からないのだ。
だけど、この程度の文章能力であれば、絶対に売れない。
頭のおかしい作品しか書けない。
千茶は女性だ。
しかし、この人と結婚は出来ない。死に水を取るのは僕の仕事だと思う。
僕は、好きになった女性から最終的には捨てられる。
ま、それも人生だと思えば良い。
千茶さえ、近くにいてくれるだけで幸せ者だ。
僕は、仕事も家族も奪われた。
原因は考えると、僕の方しかない。
生きるって、大変だよね。
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