いけいけ勇者様69
最上司叉
第1話
勇者は逃げた化け物を追って森の中にきていた。
「どこに隠れた?」
勇者は辺りを見回しながら森の中を進む。
「見当たらないな」
そう呟いた瞬間ガサガサ音を立てながら何かが近づいてきた。
勇者は身構えた。
「…」
【ガサガサ】
勇者は近づいてくる何かに剣で攻撃しようとした。
「キャー!」
突然現れたのは小さな少女だ。
「…!」
勇者は慌てて剣を止める。
「突然何するのよ!」
少女は怒っている。
「ごめん」
勇者は少女に謝った。
勇者は少女に化け物を見ていないか聞くことにした。
「この辺で化け物を見なかったか?」
「!!見…てないよ!」
少女は何かを隠しているのはあきらかだ。
「そうか…ソイツは街の人を襲った悪いヤツなんだ」
「!!」
少女の顔つきが変わる。
「何か知らないか?」
「知らない!」
「本当に?」
「知らないもん!」
少女はそう言い切り走ってどこかに行こうとした。
勇者は少女の後をつけることにした。
「ハァハァ」
少女は慌てて走ってどこかに向かっている。
勇者は少女を見失わないようについて行く。
少女が少し走って向かった先に小さな小屋が見えてきた。
「アソコか!」
勇者は小さな声でそう呟く。
【ズシャッ】
少女は転んでしまった。
足がもつれたのだ。
勇者は少女を追い越し小屋の中にドアを蹴破って入った。
「ダメー!」
少女は必死に叫ぶ。
「…!」
小屋の中には化け物がいた。
化け物は勇者を見るなり襲いかかってきた。
【ヒュンヒュン】
勇者は化け物の攻撃を避けながら剣で攻撃する。
【ブン】
【ガン】
勇者の攻撃は化け物の腕にあたってとまる。
勇者は剣を化け物の腕から急いで抜き攻撃する。
【スパッ】
勇者は化け物の首を切り落とす。
「グヘヘ」
化け物は首を切り落とされても死なない。
どういうことだ?と勇者は考えている。
勇者の一瞬動きが止まっている隙に化け物が勇者を攻撃してきた。
勇者は慌てて避けて今度は化け物の心臓を剣で貫く。
【グサッ】
「グヘヘ」
頭を切り落としても心臓を貫いても化け物はまだ倒れない。
勇者が考えている隙に後ろから小石が飛んできた。
【ヒョイ】
勇者は慌てて小石を避ける。
勇者は後ろを振り返るとそこには怒った少女が立っていた。
いけいけ勇者様69 最上司叉 @moemee
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます