【第1話】学校はやっぱり面倒

 窓から射す太陽の光で目を覚ます。


「...もう朝なのか」


 布団から出て少しストレッチをした後、いつものように学校へ向かう準備をする。

 制服に着替えて、歯を磨き、顔を洗う。

 オーブントースターで食パンを焼き、ジャムとマーガリンを塗る。

 冷蔵庫からヨーグルトを出し、紅茶を淹れる。

 紅茶が出きったら椅子に座り、朝食をとる。


「いただきます」


 たとえ自分しかいなくとも、礼儀だけは欠かせない。

 まあ、いつも通りの味である。


「ごちそうさまでした」


 カバンを持ち、あくびをしながらも徒歩で学校へ向かう。


「おはよう」


 先生が校門で挨拶をしている。


「...おはようございます」


 正直怠いが、挨拶は返さなければならない。

 面倒なので他の先生に挨拶をされないよう、急いで教室に入る。

 そして机の上で眠る。いつも通り。


「じゃあ、出席を取るぞ」


 いつの間にかホームルームが始まっていたようだ。


「瀬詰は今日も寝ているのか」


 担任の先生もわかっているみたいだ。

 俺は瀬詰せづめ 水仁みひと

 どこにでもいる高校生である。

 今日もまた面倒な学校が始まってしまう。

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(未定)面倒臭がりの異世界だらだら日記 まっちゃさん @GreenTea-s

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