第6話「謎の仮面を暴け」
ザアァァ
もうッやァだなぁ…次、行くとこ決まってたのにィっ。
ぁ…アノ店でアノ翼が羽を休めるまで待とう…ついでにいろいろ聞いてみよっ!
パトン
「ヴォン・ソワァ!」
「あぁ…冷たぃいッきなり、あんなの酷いよっ…。」
パッサッササ
バトン
「ヴォン・ソワァ!」
「ソワ〜!何にしますか?」
「ブランならなんでも、さ…さむぅ。
後、今日のおすすめね!」
「ありがとうございま〜す。」
「ドルチェラタンの噂、知ってます?」
「はぁい、ブラン・シェロで〜す!
…ドルチ・ェ・ラタンですか〜?
どんな噂です〜?」
「はぁ…アノ華麗なラヌ捌きのショルスの人!
今、ショルス・エトヮリィと呼ばれて、大人気なんです!
もうッ大ファンでッッ!
ココ、ドルチ・ェ・ラタンの人来ますかっ?!」
「……。」
「実は、こう言う者です!
ぜひ、ショルス・ェトヮリィのお話しを聴きたいです。」
「は、ぁ。…たまに食べに来てくれますけど…。
ショルス・ェトヮリィの人は、知らないです。」
「エトヮリィの話は!?なんでもいいんです!
何か聞いてませんかっ!?」
「…いやぁ。そんなに人気なのも…今、知りました。」︎
「そうですかぁ…残念。
もし、ェトヮリィを見つけたら姿絵を描いて…話を聞いて。
そして…ショルスを取った素顔をいつか拝見したい!!」
「おれも会ってみたいです!
ショルス・ェトヮリィってどんな人なんですか??」
「ドルチェラタンのルブサァに1度だけ出た人で。
ショルスの下は、誰も知らない。
舞う姿は風に拐われたレェスの様で…美しい。
そして、狙った的は外さない…!
あ!あなた!エトヮリィについて何か知らないですか?」
さぁ。私は、この街に最近きたので。
は、わぁ…この人、華やさがあるな。
コトン
「はぁい。おすすめのカァサのトマテラグゥです!
因みにカァサのトマテ・ラグゥはジュピタリァに必ず出ますよ!
来てくれたドルチェラタンのお客さんにガラットを気に入ったって言って貰えたんですけど、どうします?」
「ソレも食べたいで〜す!」
「ウィ!ありがとうございまぁ〜すッ!」
タ タタタ
「でも、ドルチ・ェ・ラタンは30日間だけ、この街にいる予定でしたよね?」
「それが…!ミカィル・ェン・ァニヴァサリィにエトヮンティ・ルブサァをすると情報を仕入れたのです!
ソノ!!ルブサァに、ショルス・エトヮリィが出るんじゃないかとッッ!」
へぇ。
「「えぇ!そうなんですね!!」」
私は、探偵をしてるんですが…。
「へぇ、タンティとはなんですか?
詳しく聞かせて下さい!」
主に人探しですね。
その例の人気者を探す手掛かりを示してみましょうか?
「ぜひ、お願いします!!」
やたァ‼︎なんて良い時に現れてくれた‼︎
困ってたから助かるぅ…。
この前は、ダジュに住んでいる母親から娘を探して欲しい仕事頼まれまして。
何故その町から?と思っていたら、どうやら前の仕事を解決した人が親戚らしく話したみたいです。
…それで宿屋に行ったら町の人が噂してたんですよ。
たぶんあいつらだろうって。
そいつと賭けで勝負して、勝って。
何もかも取り上げて。
次の日、使い込んだ布切れみたいにぼろぼろにしてやりました。
◎
ワァ…この人、美しい顔でサラッと恐い事言ってるよ…。
「旅のパァウェイ、ドルチ・ェ・ラタン…ェトヮリィを探し出すなんてどうしたらいいでしょうか?」
…ソレイュ、この街を簡単に書いて。
「ぉ、おう。」
そうですね…。
例の人気者が現れたのは、この街だけ。他に情報はありますか?
今は、ここと、ここと、ここで、姿を見たと…。
では、おそらく…。
ザリッ ザサ
この囲った中に例の人気者は、住んでるでしょう!
わぁぁあ!ェトヮリィがッ‼︎
見つけ出さなきゃ‼︎
「絶対、ェトヮリィを見つけてみせますぅ!また来ますね!!」
パトバン
「嬉しそうでしたね。すごい探してるんですねぇ…。」
「いいのか?モア。あんな事言っちまって…。」
大丈夫。何…1つ手がかりは渡してない…答えには、辿り着けない。一生、回し車で回り続けるさ。
「モア。顔が恐いぞ…。」
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