【裏側の世界】冬期'

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第1話「太陽と月のデュオ」

「モア、最近は手紙の量が増えて来てるぞ!」

 んん。必要枠を設けるかな。

あ、仕事の報告を書く事…考えてなかった。紙とか買いに行こうかな。

「ぁあ!そう言えば、モアの部屋何もなかったな!」

 まずは、紙とインクとペンと…。机と椅子と…。

「…待て、待て。

紙に書け。…多すぎて、サンチェのオルフェスタが困る…それ以外はこっちに書けよ。」

 わかった。

「机?椅子?どんなのだ?」

 外にある、物置くやつと座るやつ。 

「ぁあ!アレか…近所じゃねぇな…しかも説明し辛い。

!!…ぁあ!!

明日、俺が連れて行ってやろうか!?」

>>じぃぃ

ーーあ…。

 ソレイュそれどこの?

「ん?コレかぁ?」

 見せて。

「あ〜コレなぁ!コレすげぇいいんだよ!

どんなものでも細かくも薄く切れて、硬い物を切っても切れ味が変わらねぇ。

繊細な飾りも作れちまう!」

ーーんん‼︎

鋭さ、刃を弾いた時のこの音、刃筋が真っすぐ。

少し無茶しても大丈夫そうっ‼︎

やっぱり良い‼︎

 ついでにこれも。 

「〜ッ。…わかったよ。連れて行ってやる。」


「サンチェのオルフェスタ〜!」

「ソレイュ!ヴォン・ジュウ!今日は、どうしたんだい?」

「ココに書いてある物を頼むよ!たくさんあるから届けてくとと届けてくれ!」

「わかったよ!」

「…因みに、明日のェトヮントはジョルジョのヴィン・ラグゥとグレッチェのパティだ!」

「わぁあ!明日必ず行くよぉお!」

「ァビエント〜!」

「オフ・ヴォルゥ!」


「ココだ。えぇと確か、テッチェルとテシリィトが欲しいんだっけ?」

 あ。これも。

「結構、買ってるけど、大丈夫なのか?」

 心配ない。金ならある。

「ぉ…おぉう。」

ーー隣りの店にもいろんな物が置いてある。

 ぁ、あれも買う。

「買い過ぎじゃねぇか!?」

 大丈夫。

ーー手ぶらで仕事には、行かない。

疑われる。 

思い出してよかった…。

1つはないと。


「ヴォン・ジュ〜ノベルトさん!」

「やぁ!シャァのメトラァ!店はどうだい?」

「まぁまぁかな〜?」

「今日はどうする?」

「ん〜?ブリィを2ガリァとムゥ・ブゥルを3ガリァ頼むよ。」

「わかった。明日の朝、届けるよ!」

「ァビエント〜!」

「次は、隣りだ!」

 はぁ…わかった。

「ヴォン・ジュ〜!グリォルさん!」

「う〜ん。どうしようかな?」

 外にいるから。

ーー隣りはお菓子屋か、興味ないなぁ…。

ん?本屋…。

ヴァン・ブライト短編集⁇

ここでは、こいつが有名なのか⁇

まぁ、読んで見ればわかるか。

ーー後は…これにするか。

行かないから興味がなかった。

行かないのには、変わりないけど知識として入れとくか。

「モア!ぁあ!もうっ…いた!お前、子供かよ!すげぇ探したんだからな!」

ーー''ッ。

 …次は?

「あぁ。俺がいつもラィヌ手入れしてもらうとこな!行くぞ!

ちゃんと着いて来いよっ!」

ーー''ッ。 

迷子常習犯みたいに言いやがって…。


「ヴォン・ジュ〜!ギィのニァン〜!お客、連れてきたぜ!」

「ソレイュじゃねぇか!そいつはありがてぇ!」

「こいつが新しいお客!」

 手入れを頼む。

「任せなッ!んん?…ココにはアレにするか?ちょっと待ってな!」

>>きっ

>>しゃあぁぁぁ

「そう言えば、いない間に何してたんだ?」

 本買ってた。2冊。

「へ〜。どっちか貸してくれよ!」

 別にいいけど。

>>じゅっじゅっっ 

>>しゃわあぁぁぁっ

>>じっっ


「アンタ、結構派手に使ってるなぁ!ほら、出来たぜ!おまけで強度上げといたからな!また来てくれよっ!」

に''っ

 あぁ。ありがとう。


「買い忘れはないか?」

 たぶん。

「じゃあ!!」

 帰る。    

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