⓪序-2-
太陽の日差しが強くなる昼時
「ママさん、注文が決まりました。あた、私はオムライスとアイスミルクティー、デザートにストロベリーパフェだ・・・です」
「私はチキングラタンとアイスコーヒー、デザートはフルーツパフェでお願いします」
「私にはハンバーグランチで付け合せはライス、それとウインナーコーヒー。彼女にはホットケーキとカフェオレを頼むよ」
「ワシは牛ロースのカツレツランチで付け合せはパン、それとホットコーヒー」
「俺は豚のヒレカツを乗せたカレーライスとホットコーヒーね」
「私はたまごサンドとカフェラテ」
「あたしはミックスサンドとレモンティー」
「はい。ご注文、承りました」
客の注文を受けたママがそう答えるとマスターに伝える。
時間にして十分くらいであろうか。
「お待たせしました。オムライスとアイスミルクティー、チキングラタンとアイスコーヒーです。デザートのストロベリーパフェとフルーツパフェは食後にお持ちいたします」
「ハンバーグランチとウインナーコーヒー、ホットケーキとカフェオレ、牛ロースのカツレツランチとホットコーヒー、豚のヒレカツカレーとホットコーヒーです」
「たまごサンドとカフェラテ、ミックスサンドとレモンティーです」
注文した料理をママが人間の客達が座るテーブルへ、従業員として雇っている二人の少女が剣士・槍使い・戦士・黒魔導師・白魔導師の冒険者パーティーが座るテーブルへとそれぞれ運んで行く。
「トマトケチャップで味付けしたチキンライスだけでも美味しいけど、ライスを巻いている薄い卵と一緒に食べると違う味わいが楽しめるのね」
「牛の肉って固いものだと思っていたけど、ちゃんと下拵えをするだけではなくミンチとやらにして焼いてしまえばこんなにも柔らかくなるんだな」
「白いソースのコクがチキンとマカロニに絡まって・・・熱いけど美味しいわ」
「肉を油で揚げるなんて贅沢だな~」
「豚肉を油で揚げるから脂っこいと思っていたけど・・・これはいける!王都では高級と言われている酒屋や宿屋で出す単に茹でているだけ、焼いただけの肉とは比べ物にならねぇな」
ギルドの受付をしている職員、高ランクの冒険者パーティー達、いい家のお嬢様と思しき魔族の少女達がそれぞれ幸せそうな笑顔を浮かべながら料理を口に運ぶ。
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