最弱テイマーの僕は特殊なテイマー!?

リル

旅立ちの朝

僕の名前はハヤト

今日もテイマー修行に明け暮れている

この世界にはモンスターがおり

そのモンスターと戦う職業がある

僕は世界でも珍しく10人しか居ない職業

「テイマー」だ

まず説明すると

テイマーは

モンスターを仲間に共に冒険したり

モンスターと共に戦うことが出来る

さっきも言った通りテイマーは珍しく

僕は今までテイマーをにぃちゃん以外で

見たことがない

それぐらい珍しいんだ

そして僕には二つ名がある

「世界最弱のテイマー」と

その理由は

まずモンスターにはランクがある

まずはE級

スライムやシャドウバットなどのモンスター

この辺はものすごく弱い

次にD級

ゴブリンやスケルトンなどのモンスター

この辺もまぁ 弱い

次にC級

ホーリーバニーやミニストーンゴーレムなどのモンスター

この辺は普通だ

次にB級

ホーリーナイトやフレイムポニーなどの

モンスター

この辺から一気に強くなり

レベルなどの技術が必要になる

次はA級

スケルトンキングやライトニングクロウなど

のモンスター

この辺はものすごく強く

並では倒せないモンスター

次にS級

グレイシャルタイガーやバーニングライオン

などのモンスター

この辺は上級とも呼ばれ

冒険者がなかなか倒せるもんじゃない

最後にSS級

ボルケーノドラゴンやホーリードラゴンなど

のモンスター

この辺りは絶対級とも呼び強さはもちろん

レア度も高く出会えるもんじゃない

それに出会ってしまったら

死を覚悟するだろう

なぜならSS級モンスターはほぼ倒せないのだから

人間の力では攻略が不可能だ


そしてテイマーがモンスターをテイム

する方法は2つある

1つは

「給与式」

モンスターに直に自分の魔力を

与えることでモンスターと契約する

メリットは

契約したモンスターは多少強くなる

デメリットは

B級以上のモンスターには通用しないこと

そして次に

「討伐式」

モンスターにある核を戦闘で砕く

そして砕く時に武器に自分の魔力を入れる

メリットは

モンスターが覚醒をする可能性があること

デメリットは

覚醒はいいが力が制御出来ずに消滅

してしまうかもしれないこと


この2つがテイマーのテイム方法だ

でも僕が最弱と呼ばれる理由

それはどちらも出来ないからだ

「給与式」は魔力が少ないから使えない

それに

「討伐式」は僕自身にあまり

戦闘能力がないため無理に等しい

それに核に流し込む魔力がない

だから僕はテイマーには向かない


だから僕は今日も村の皆んなのために

生活が楽になるように

薬草などを森から取ってくるのだ


「さ〜て こんなもんかなぁ〜」


さぁて後ろからさっき視線を感じてるんだ

その正体は誰だっ!


        〈ぷるん〉


「あ〜

 スライムかぁ

 強いモンスターじゃなくてよかったぁ」


まぁ とりあえず強くないならよかった

倒しちゃおう


「とりあえず『フレイム』」


魔力つまりMPなんだけど

僕も少しはあるんだよね

まぁ 最低魔法のフレイムですら

6回しか打てないんだけどね


「あと5回かぁ 心配だなぁ」


早く帰ろ〜


        

        葉の村

よ〜し 帰ってきたぁ〜!


「お〜い!ハヤト〜!」


突然後ろから呼ばれて振り向くと


「にぃちゃん!」


後ろにいたのは兄のカルリ


「にぃちゃん 帰ってたの!?」


「おう!見てみろハヤト!」


そういうにぃちゃんの後ろから出てきたのは

白くて頭に輪っかのついたスライムだった


「なにそれ?」


「S級モンスターのエンジェルスライム!

 最強のヒーラーだぜ!」


まぁたS級モンスターテイムしたのか

今にぃちゃんがテイムしたのは

SS級が3体S級が7体

さすが「史上最強のテイマー」

現在18歳で3歳の時にS級モンスターを

討伐式でテイムしたらしい


「さすが史上最強のテイマーは

 違いますねぇ にぃちゃん」


まぁ にぃちゃんが強いのは事実だ


「💡!そうそうハヤト!

 これやるよ!」


「うおっとと!」


投げられたものを受け取りよく見ると


「これは魔力結晶!?」


魔力結晶は魔物が1000万体の内一体が

持っているかもしれない貴重な石だ

ただの石がなぜ貴重かって?

この石には使用者の魔力を底上げする

効果があるのだ


「にぃちゃん これ」


「使えよ お前もそろそろ旅立ちの時期だ」


「でも俺 弱 むぐっ!?」


「おおっと!それ以上は言わせねぇぞ?

 お前は俺の弟なんだ!

 胸張れ!いつか俺と同じ場所に

 こい!」


「にぃちゃんに追いつく

 それは僕の夢でもある

 分かった!いつかにぃちゃんを

 びっくりさせるぐらいの

 テイマーになる!」


「おう!俺のステージに立って見せろ」


僕は結晶を使った

魔力が増えたのが分かる

少しだけど


「よしっ!じゃあ俺はそろそろ行くわ!」


「これ渡しに来ただけじゃん

 バカ兄貴」


「さぁて!僕もそろそろ旅に出る!

 にぃちゃんのライバルになるぐらい

 すごいテイマーになってやる!」


そうして僕は意気込んで

両親に旅に出たいことについて話

親からは心配されながらも

旅立ちを許された

これから僕はにぃちゃんを超えるぐらい

すごいテイマーになる!

そんな目標を持って一夜を過ごし

翌日

村の皆んなに見送られながら

村を出た

さぁ 僕の冒険はここからだ!







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