第20話

「皆さん、お疲れ様でした。調査結果を聞かせていただいてもよろしいですか?」

東堂が事の詳細を尋ねる


ジュリエル達は包み隠す事なく全て話した

「ふむ、魔人のレプリカですか?ソイツは強いんですか?」

「俺らじゃあ死んでた」

「一級探索者が勝てないとなるとどうしようもないのでは?」

「どうやって倒したのかは動画を見てくれ」

そう言うと細田は胸ポケットからカメラを取り出した

「これを公開するかも任せる。有意義に使ってくれ」

「分かりました。ありがとうございます」

東堂が書類を受け取り、立ち上がろうとした所で紙の束から何が落ちた

「何これ?」

「コインか?」

「紛れ込んでたみたいだな」

「魔法陣とその裏には作られた年かしら?」

「危険物じゃないですよね?」

「大丈夫よ。爆発したりしないから」

「それが何か分かりますか?」

「多分、魔人の称号が与えられた年と自分が極めた魔法を象った物じゃないかしら?」

「じゃあ、あの炎の魔法も使えるのか?」

「あれは極めてないと無理よ。簡単な魔法なら使えるかもしれないけど」

「そう簡単にはいかないか」

「これもらってもいいかしら?少し調べたいの」

「いいぞ。」

「私もいいですよ。歴史的な価値とか我々は興味ありませんし。では、報酬は後日入金させていただきますね。ジュリエルさんはコウタさんの口座に入金させていただくので確認してくださいね」

そう言うと東堂は出て行った


「今回はアンタのお陰で命拾いしたありがとな」

「あの程度なんて事無いわ。気にしないで」

「そういう訳にはいかない。まあ、何かあったら相談してくれ、力になる」

「ありがとう」

「じゃあな」

細田達と別れたジュリエルはコウタのアパートに帰ってきた

「なんだか、懐かしく見えるわね」

「あ、ジュリ!大丈夫だったのか?」

「コウタ、見て分かるでしょう?ピンピンしてるわ」

「それなら良かった。」

「ずっと心配してたから食事も喉を通らなくてさ」

「なら、美味しい料理を作ってあげるわ」

「いやいや、疲れてるんだから今日ぐらいは俺が作るよ」

「だってあなたの料理美味しくないんだもの」

「グフっ!」



〜総理官邸〜

「こんなモンスターが何体もいるかもしれないと言うのか」

「はい。一級探索者を圧倒できる存在が少なくとも50体は製造されたと記載されていたそうです」

「一体でもダンジョンの外に出てくれば壊滅的な被害を受けてしまう。早々に何とかせねばならん」

「各国にも警告をする必要があると思われます」

「レプリカ計画か。古代人とはここまでの技術力を持っていたのだな」


その後、警告ためにレプリカとの戦闘シーンを世界中に公開され、その中で活躍するジュリエルも否応なしに注目されるのだった

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