盗賊の覆面を被った全裸忍者の俺が異世界ダンジョンで欲望の全てを満たすまで

ダック

第1話 闇の中、俺の獲物は冒険者

 暗く静まり替えったダンジョンの中、俺は息を潜めて待ち構えていた。

 覆面で顔を隠し、首から下は全裸。

 裸忍者、それが今の俺の姿だ。


 最近欲望が抑えきれなくなるたび、街外れにあるダンジョンにひとりで通っている。

 もちろん普段の生活もあるので万一の場合の身バレ防止のため覆面は必須だ。


 俺にとっての獲物はこのダンジョンで活動する冒険者たちだ。

 しばらく前につい興味本位の衝動に駆られて冒険者のパーティを狩った。


 その時の魔物とは違った人間ならではの反応が俺を虜にした。

 男には俺の破壊衝動の発散相手となってもらい、女には別の部分でもいろいろと楽しませてもらう。


 ダンジョン…ここは無法地帯。

 深淵から湧き出てくる魔物とそれを倒したときに落とす魔石を求めて集まる冒険者たち。

 なぜか置かれている宝箱からはまれに国宝級のマジックアイテムが発見されることもある。

 金と名誉を求めて群がる冒険者たちの中には悪党も多数混じっているため、冒険者同士の戦闘や裏切り行為なども日常茶飯事だ。


「自分の欲望のためにダンジョンに潜るからには、何が起こっても受け入れる覚悟をしておけ。それが嫌なら今すぐ冒険者をやめて真っ当な仕事をしろ」


 冒険者ギルドの修練場で新人冒険者相手に教官がそう言っているそうだ。


 そういうことなので、俺は自主的にその教官の言葉が真実となるような活動を行っているw



 覆面の下で、俺の狡猾な性格と凶悪な冷酷さが発揮される。

 快楽殺人鬼としての力を目の前の冒険者に示す瞬間とその後の獲物を蹂躙するお楽しみタイムこそが俺にとっての至福の時間だ。


 普段の俺はこの性癖を巧みに隠して街の冒険者ギルドに所属する目立たない鉄等級冒険者のモブ盗賊を演じている。ちなみに鉄等級は下から2番目だ。

 俺の体内に満たされている欲望を開放できるのは、このダンジョンの闇の中だけ。



 ダンジョンの地下4階。

 10階層まで潜り、そこにいる階層ボスと呼ばれる魔物を倒した証を持ちかえれば王宮の近衛兵として安定した将来が保証されるこのダンジョンでは初級冒険者を抜け出した中級と呼ばれるパーティが挑むのにちょうどよい階層。


 当然深い階層ほど人の気配はなく邪魔が入りにくいので俺が欲望を満たすにはうってつけの場所だ。


 薄暗い通路の奥から気配がしてくる。

 先ほど見かけたパーティだ。すでに俺の鑑定スキルで調査済み。

 前列に戦士が3人。あとは女僧侶、小汚い盗賊、女魔法使い。


 レベルはだいたい10前後。


 この階層は俺の庭のようなものだが、見たことのない奴らだ。

 上層のザコ相手に自信をつけ、初めてここへ降りてきたのだろう。


 初めての階層を探索していたのか、行き止まりの部屋の方向から引き返してきているところだ。


 奥の部屋では戦闘があったようで、少し疲弊しているのが分かる。

 鑑定スキルで奴らの体力を確認したが、戦士の1人は半分くらいまで減っていた。


「少し休もうか」

 リーダーの戦士が声をかけると、パーティ全員がその場に腰を下ろした。


「喉が渇いたなぁ」と魔法使いの女。

 小汚い盗賊の男は、背負っていた革袋から水筒を取り出した。


 水を分け合おうとしているその様子を俺は楽しげに見ていた。

(その水が最後の晩餐とは知らずにな……)


 こくっ、こくっと水を飲む女魔法使いの横顔は整っていて、微笑ましいくらいに愛らしかった。

 その振る舞いを見るだけで彼女に宿る気品を見事に感じ取れる。

(貴族の三女か四女辺りが気まぐれで冒険ごっこでもしているのかな?)


 甘い笑みを浮かべながら、女魔法使いは水筒を盗賊の男に返すと、丁寧に唇を拭った。

(あの笑顔をいつも見せられたらこのパーティの男どもは骨抜きになっているだろうな)


 優雅で優しい仕草は、育ちの良さを感じさせるには十分だ。

(そういう奴ほど壊しがいがある…)



 暗がりのダンジョン。

 獲物までの距離は約15メートルほど。

 暗視スキルのある俺からは見えるが、おそらく向こうにはそのようなスキル持ちは居ないだろう。

 ライトの魔法で明かりを確保しているようだが、その効果範囲は10メートルほどで俺の居る場所までは光が届いていない。

 これから起こるであろうお楽しみを考えると俺の股間の先端はビクリと脈打った。


(よし……やるか)

 俺はスキル『壁走り』を使い、天井を疾走した。

 音もなく天井を駆ける。ここはこの階層でも少し開けている場所で見通しが良い。

 物陰から襲われるリスクが低いことからこのリーダーは休憩場所に選んだのだろうが…


 天井の高さは5メートルほどあり、意識していないかぎり天井を逆さに走る俺の姿は視界に入らない。


 円形に座っているパーティの戦士をめがけて苦無クナイを放つ。

 苦無クナイとは忍者が使う手裏剣の一種で両刃のナイフのような形状のものだ。

 戦士の2人。それぞれに1発ずつ。

 そして、それは吸い込まれるかのように喉に直撃した。



 ドサリと音を立てて倒れる2人。


「えっ……!?」

 女僧侶と盗賊は何が起こったのか理解できず、口をポカンとあけて倒れた男を見つめた。


「あ……うあ……なんだぁ?」


 動揺し言葉にならない声をあげながら慌てて戦士に近づき、喉に刺さった苦無クナイを必死に抜こうとする盗賊。

 その無防備な男の首に俺の渾身の蹴りをブチ込む。


 蹴りの衝撃で盗賊は3メートルほど吹っ飛び、壁に激しく叩きつけられた後そのままずるりと地面にずり落ちた。

 彼の身体が床で停止したときに、首に込めた必殺の蹴りが効果を発揮したかのごとく骨が折れる音が響き、盗賊の首は異常な角度で傾いた。


 残るリーダー戦士と女僧侶、そして魔法使いの女が一斉に息を呑む中、盗賊の体がぐらりと崩れ落ちる。

 生気を失った瞳がどこか遠くを見つめ、突然の惨劇の残酷さがその場にただよう。


 残るは戦士1、僧侶と魔法使いの女だけ。


 もちろん女は最後のお楽しみだ。

 まずはリーダー戦士を始末する…


 だが女は2人いる。

 …我慢も限界だ…


 俺は天井を蹴り、加速をつけると手前に居た女僧侶に襲いかかった。

「きゃぁ!」

 悲鳴をあげて顔を覆い隠そうとする女僧侶の腕を掴む。

 そしてそのまま背後を取ると両腕を一気にへし折った。


「ああぁ!うああああぁ……」


 痛みで発狂しそうな女の背後から口を押さえ、そのまま指を口にねじ込む。


「このまま首をへし折っても良いが……」

 女の胸を鷲掴みにすると、痛みに絶叫するのをやめる女。


「このまま俺に殺されるか、それとも俺を満足させてパーティで生き残るチャンスを選ぶか」

 俺は僧侶の耳元に囁いた。

「ああぅあ……」


 答える前に俺は僧侶の口を自身の口で塞いだ。

 戦闘で汚れたローブの腰から下の部分と下着を残る手で引き裂く。

 そして、下の穴を指で探った。


(よし……感度良好!)


 小柄な体に反して、この女は性欲が強そうだ。


 指を出し入れすると、すぐに愛液が溢れてくる。


(ちょっと遊んでやるか)

 指を4本に増やして激しく出し入れすると、女はくぐもった声をあげながら絶頂に達した。


「さて、どうする」

 女の唇を奪いながら俺は問いかけた。


「みんな……逃げて……」

 女僧侶は戦士と魔法使いに告げた。

(へぇ、結構仲間思いじゃん。気に入ったぜ!)


 俺は自分の一物をそのまま女僧侶の下の穴に突き刺した。

 すぐに挿入できる。これが俺が全裸忍者をやっている理由の一つだ。


 みりっ…みりっ…


 締まる肉壺をかき分けて俺のモノを中に挿しこんでいく


「やっぱり初めてか」

 女の前髪を掴んで頭を起こすと、一気に突き入れた。


「いゃぁ!いゃあ!」

 戦士と魔法使いは、仲間の悲鳴に身を震わせるがその場から動けずにいた。


 リーダー戦士は俺がさっき殺した盗賊よりもレベルは高いがこの俺に対しては手を出せずにいる。


「たすけて!」と泣き叫ぶ僧侶の叫びを無視して俺は腰を動かし始めた。

 何度も突き入れているうち、だんだん反応が良くなってくる。


「やだぁ……もうやめて……」

「こんな状態で言っても説得力がねぇよ!」

 俺が果てるまでにそう時間はかからなかった。


 絶頂を迎える瞬間…!

 俺の背後から火球が高速で飛来してくる!


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初めての投稿です。

ちょっと外道系の主人公を読んでみたかったので自分で書いてみました。

ストレスなしのファンタジーを書いていきます。

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