第4話 戦いの終わり(修正)

 僕はあの後、父を村のみんなが隠れている地下へと運んだが、それと同時に僕もバジリスクの毒の影響で倒れてしまった。

  目が覚めると、そこは村のみんなが隠れている地下で、僕の目の前には母の顔があった。


僕が目覚めると母は、まるで自分が夢を見ているかのような顔をして


「よかった。ルビーまで死んじゃったら私は……」

と母は泣きながら僕に抱きついてきた。


「大丈夫だよお母さん」

僕は母の背中にそっと手を置き、父のように笑って見せて言った。


しばらくの間母は僕に抱き着いていたが、涙を拭くと少し冷静になり母は僕に


「ルビー。あなたの妖精が虹色に輝いているって聞いたけど、それは本当なの?」

そう聞いてきた。


突然のことに少し戸惑ったが、それを聞いて「え、うん。そう、だけど……」

とフラットを呼んで見せて言った。


「やっぱり」

フラッドを見て母はそうつぶやき、すぐさま僕に


「ルビー、あなたの妖精は過去に英雄と呼ばれた人に使えていた妖精なの」

と、衝撃なことを言った。


それを聞いて僕は、フラットのほうを見た。

「え⁉そうだったのか……」

と、フラットも首をかしげて驚いていた。


「多分この妖精は長い間自分の主として認める者が現れなかったことで記憶を失っているんだわ」

と母はフラッドを見てそういい、剣を僕に渡した。


「ルビー、あなたにはこれから帝王を倒す旅に出てほしいの」

母は僕に頭を下げてそう言った。


それを聞いて僕は少し驚いたが、

「わかったよお母さん。僕はこの世界を救うために帝王を倒す旅に出るよ」

自分では到底帝王には勝てないと分かっていたが、少しでも世界の役に立ちたいと思い、そう母に言った。


 それから僕は、これからの冒険のために必要な荷物の準備を始めた。


「なあルビー。おいらは初めてお前に会ったとき、お前から何かを感じたんだ。それは何か、勇気みたいなものだ。お前には力がある、自信を持て」

と、荷物の準備をしている途中フラットが励ましの言葉をくれた。


「ありがとう、フラット」

僕は、フラットの頭をそっと撫でて言った。


「僕はこれから、フラットの記憶を取り戻し、帝王を倒す!」

そう固く決心し、僕は村のみんなに別れの言葉を告げ、帝王を倒す旅に出た。

               第一章終わり


とりあえず第一章は終わることができました!

これもすべて読んでくれる皆さんのおかげです。

ありがとうございます。

これからすぐに第二章を書くっていうのは難しいので、この期間に皆様の自主企画に参加していただいた小説を読んだり、皆様から頂いたアドバイスをもとに小説を見直して修正したいと思います。

なので、これからも何卒よろしくお願いします。

byネコを愛する小学生(4月から中学生)

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