シュワっと弾けた

大和滝

怠惰な少年

 恋をしたのはいつ振りか。

 恋は原罪。

 僕には螢さんがいるじゃあないか。

 そう。私は罰せられる運命だ。

 あの日、牛の時、まるで水神様かのようなあなたに、私の心を沸々と弾いた。

 罪深きあなたはきっといつか罰を受ける。

 どうか執行するものが私でないことを願わん。

 いや、願わくば、いっそのこと私がやってしまいたい。

 あなたの首は私の枕元に置いておこう。

 逃すまい逃すまいと毎夜語らむ。

 あゝ悲しかな君の弔いの言葉。


 ある時、男は狂った。

 ある時、男は珍妙な水を飲んでいたと言う。

 ある時、男は自らの血を飲んだと言う。

 ある時、男は女子の血が飲みたいと喚く。

 ある時、男は女房を殺した。

 ある時、男は娘を殺した。

 ある時、××ーーー¥&




 ある時、男は死んだ。


 街の人は言ふ。男は怠け者の愚者だと。

 きっと今の人はわからないはずと、僕は記す。

 いつか見つかるといいね。

                 -浜鶯-

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シュワっと弾けた 大和滝 @Yamato75

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