第22話 税、焼き肉、少子化
具体的金額は貨幣換算を闇鍋世界観に換算してボカシてあります。
闇鍋世界観
金貨1枚=銀貨33枚と銅貨10枚
銀貨1枚=銅貨30枚
銅貨1枚=小銅貨10枚
計算したら分かるかも……。
☆
友人らと集まり税金の話をした。
もちろん、税の話に集まった訳ではなく安い焼き肉食べ放題が目当てなのだが……。
色々考えると、やはり税負担が重い。
公的負担は役人に言わせれば税ではないのだろうが、名目違くても払う方からしたら税だ。
(役人に言わせれば消費税は法人が払う税だから個人に負担求める税ではないそうな。しかも司法判断も価格に転嫁するかどうかは企業の判断だから役人の頭の中では、我々は消費税を払っていない事になっている)
()が長くなった。
話を戻すと税負担が重い。
友人の年収は約銀貨183枚。
これはハッキリ言って低いが、冒険者の友からすると「俺より銀貨20は高い」そうだ。
ちなみに我々の年代の1/4はこの年収近辺と言う統計がある。
また若い世代も同じぐらいが統計上、この年収付近を彷徨っている。
まだまだ中小零細は年功序列が残るからもあるが……。
(私の年収?まぁ、どっこいだ。)
そのうち社会保険料、医療保険料、雇用保険料、所得税、住民税で月銅貨100枚、年間で銀貨40枚は天引きされる。
つまり手取りは約銀貨143枚。
さらに友人は自宅マンションを保有している為固定資産税で年銀貨6枚収めているそうだ。
46/183≒25.14%
つまり約1/4は税金で無くなる。
さらに残りの銀貨137枚の約10%は消費税の価格転嫁(笑)で無くなる。
収入の1/3は税で消えている計算……。
全額使う訳ではないだろうし、低減税率もあるだろう?
バカ言っちゃいけない。
独身1人暮らし男性の年間必要額は銀貨160枚と言う資料がある。(くどいが、そのうち16枚は消費税転嫁分と類推される)
友人は先の様に自宅マンション保有なので家賃が要らない分を差し引いても貯金は出来ないと言う。
もちろん貯金もほぼないそうだからNISAなどは無関係だと豪語し笑う。
この年代があと20年もすれば年金貰う世代になる。
貯金が、ほぼない1/4世帯が……。
☆
ちなみに結婚するに最低限必要と女性が考える年収は約銀貨270枚だそうだ。
年収銀貨200枚だと登録さえ断られるらしい。
増税メガネは少子化対策で増税するそうだが、そもそも関係ない男女が若い世代で見ても統計では1/4強。
それとも、かつての貧乏人の子沢山を目指して増税するのだろうか?
☆
物語だと「飲んだビールは苦かった」
で終わるのだろうが友人達との話は違った。
「淘汰される組が将来を嘆いてもしかたあるまい。俺は多分冒険者のまま死ぬのだろうしな」
「まぁ、そうだな。美味い肉が食える今を生きるしかあるまい。」
友と食べた焼き肉は美味かった。
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