内患外憂と意識改革:経済だけでは渡れない時代
内患外憂と意識改革:経済だけでは渡れない時代
今日の天風録アラスジ:
平成時代のバブル期における株価上昇と現在の経済状況について、 その違いを浮き彫りにしている。バブル期には「株さえ持てばおカネがもうかる」という希望があったが、高株価にも関わらず、いまは学⽣たちは将来に対する希望を持てなくなりつつある。
更に、⽇本の国内総⽣産(GDP)がドイツに抜かれて世界第4位に転落した。円安が⼀因であるとしつつも、根本的な問題は⽇本経済そのものの低迷にある。さらに、インドにもGDPで越される可能性があると警告している。
記事はまた、ドイツと⽇本の経済の違いについても詳しく説明している。⽇本は会社が強く、内部留保も多いという特徴がある。⼀⽅、ドイツは利益を社員の賃⾦に回している。その結果、過去30年間でドイツの賃⾦は2倍以上に増えたのに対し、⽇本の賃⾦はわずかに1.1倍にしかなっていない。
最後に、筆者は消費⼒が落ちている現状を指摘し、社会構造を変え、賃上げを進める必要性を訴えている。バブル期ほどの経済繁栄を望むより、若い世代が夢を描けるような世の中を作るべきだと結論づけている。
コメント
「若い世代が夢を描ける世の中にしなければ」というお題目はりっぱです。が、現実問題、経済的な将来に対する希望を持てなくなっているのは、若い世代だけでしょうか。
これは、日本が直⾯している⼤きな課題です。年配者が多い社会では新しい視点やアイデアが⽣まれにくく、新たな可能性を模索するのが難しい。
全ての世代が⾃由に意⾒を述べ、⾃分の考えを形にできる社会を⽬指し、若者が主体となる環境を整えるべきです。
経済やおカネを基準とした価値観ではなく、まったく新しい価値観が必要。ロシアが宇宙にロケット基地を作ろうとしている話を聞きました。内患外憂、経済だけでは世界を渡っていけない時代なのです。我々も意識改革が必要になってくるかもしれませんね。
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