08・ルカ・モドリッチ
メッシ・ロナウドが10年間独占してきたバロンドールを、初めて奪い去った選手。
2018年の『バロンドーラー』クロアチア代表のルカ・モドリッチ。
彼はユーゴスラビア紛争のときに、難民があてがわれていたホテルでさえもボールを蹴っていたそうです。
ディナモ・ザグレブでプロ契約をしましたが、同じポジションに将来を嘱望されていたニコ・クラニチャールがいたため、レンタル移籍します。
クラニチャールが移籍すると、ディナモ・ザグレブに呼び戻され、2006年のドイツ・ワールドカップで日本戦に出場したこともある、息の長い選手です。
2008年にイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに移籍。
2012年にスペインのレアル・マドリーに移籍し、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグにて三連覇を含む5回の優勝を果たすのです。
2018年のロシア・ワールドカップ前、モドリッチは偽証罪等で提訴されていました。国民からも、「モドリッチを代表から追放しろ!」と声が挙がります。
彼は母国を準優勝に導き、手の平を返した国民から『英雄』とまで祭り上げられるようになりました。
ついでに提訴されていたのも棄却されました。
プレースタイルを簡単にいうと、コンプリート・ミッドフィルダーです。
昔のウイニングイレブンでいうと、オフェンスセンス80、ディフェンスセンス70くらいの化け物です。
それに90を越えるテクニックと、90近いスタミナを兼ね備えています。
特に右足のアウトサイドは、天下一品。
右アウトサイドでロングパスを出すこともあれば、フックのかかったミドルシュートを決めることさえあります。
カタールは最後の大会になるでしょう。
彼がいるといないとではレアル・マドリーもクロアチア代表も変質します。
その活躍を眼に焼き付けましょう!
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