心が楽になるエッセイ

人を動かすのは人の心

人間の価値は何で決まるのか。

自分の感覚？周囲の人の評価？

それとも育った環境？学歴や経歴？友達の数か？

そんなバカなことがあるわけない。

ネガティブ思考だろうが、ただ近くにいただけの人の評価が低かろうが。

ましてや貧しい家庭やうまくいっていない環境育ち、頭の良さ、世渡りのうまさで決めていいはずがない。

友達なんて浅く広くもいいが、片手に収まるほどの親友や共通の趣味を持った人がいるだけでも十分幸せを感じられる。

どんな環境で育とうが良い人はより良く、悪い人はとことん悪く育つものだ。

どれだけ不格好でもいい。失敗しても問題ない。

親しい人、側にいてくれる人を笑顔にできたのなら誰が何と言おうと価値がある。

型にはまらなくていい。奇抜でもいい。

他人の人生に少しでも影響を与えられたのならそれだけで儲けものだ。

自分を見縊るのは信じてくれている人たちを否定することになりかねない。

かと言って他人の理想の自分になりすますのは息の詰まることだろう。

素を出して離れていく人は縁のなかった人。付き合いは自由だ。

自分が思っているよりできることは多い。

誇れることだってきっといっぱいあるだろう。

自分で気づけなくても仲間が見つけてくれる。

弱点のない人間なんて一人もいない。

魅力のない人間だって一人もいない。

必ず輝ける場所があり、生かせる力がある。

ただそれは人それぞれに違いがあるだけだ。

結果に満足できればそれは正解の道。

うまくいかなくてもそれはまだ道の途中かもしれない。

迷ったら信頼できる人に相談してみればいい。

きっと道を照らし、共に歩いてくれる。

心の通った人の力はたどった道を正解に変える。

人を動かすのもまた人の心だから。