第24話 コハルからの助言

「私の方は午前中。リンさんとは別の部屋で筋肉トレーニングを行いまして、午後からは魔法の模擬訓練を行いました!」

「その後は、先ほどリンさんが言った通りの行動です……」


 アスは穏やかな表情で俺に話す。

 俺は理解した表情で、アスに話し始める。


「アスの方も……リンと似たような物か!」

「明日もそんな感じなのか。アス?」


「はい…」

「明日も、同じ様な内容らしいです」


 アスは穏やかな表情で、俺からの質問に答える。

 リンとアスも基本は出来ているので、後は日々の鍛錬や訓練なんだろう?


 リンとアスからの報告も終わり、後は談笑の時間に入ると思っていたが……リンが、和やかな表情で俺に話し始める。


「スズヤ!」

「今日。コハルさんとをしていた時に、コハルさんから助言を貰ったの!!」


「助言…?」

「それはどんな助言なの。リン?」


 俺は尋ねる表情でリンに聞く。

 リンは、待っていましたばかりの表情で俺に話し始める。


「今は私たち。三人パーティーでは有りませんか!」

「三人でも問題ないパーティーですが『もう一人位、増やしたらどう?』と、コハルさんから助言を貰いまして!!」


「それで、スズヤ!」

「新たに仲間を増やしませんか?♪」


 リンの言葉の後。

 アスが和やかな表情で、俺に話し始める。


「スズヤさん。そのもう一人と言うのは……別に人間では無くても良いらしく、忠誠心が強い動物でも構わないそうです!」

「動物に依っては、私たち人間より優れている面も有りますし、鳥類等でしたら上空監視や上空からの攻撃も可能に成るでしょう!!」


「……新しい仲間ね?」

「成るほど……人出ひとでは多ければ多い方が良いからな?」


 俺は感心した表情でアスに呟く。 

 人間なら真っ先にメルコを思い付くが……メルコを仲間に入れてしまうと、養護施設の運営が破綻してしまう。


 メルコより年下の子どもたちは、まだ養護施設の運営に関わらせる事が年齢上出来ない。

 それにメルコを加えるに、リンは絶対反対を示すだろう!


 メルコが俺に好意を持っているのに、リンは気付いているし、リンも全力で排除に係るからな!!

 メルコがダメだと成ると、自然と動物類に成るが、そんな都合良く忠誠心が高い動物なんて居るのだろうか?


 リンが和やかな表情で、俺に話し始める。


「スズヤ!」

「コハルさんの話しに依りますとパプテトロンの隣町に、バリックペペンと言う町が有りまして、その町にペットショップと言うのが有るそうです!!」


「そのペットショップには、人間への忠誠心が高い犬や、人間を守ってくれる動物が販売されているそうです!」

「バリックペペンはメルメーサ王国の領土内ですから、特別な手続きは不要で行く事が出来ます!!」


「なのでスズヤ!」

「私とアスちゃんの訓練が終わったら、そのペットショップに行きませんか?♪」


 リンの言葉の後。

 俺は穏やかな表情でリンに話し始める。


「……ペットショップか」

「犬は嗅覚が優れていると言うし、噛み付き攻撃も期待出来る!」


「だけど……動物を買う以上はお金が要るけど……そのお金はどうするのだ?」

「みんなで出し合うの??」


 俺の言葉の後。

 リンでは無く、アスが穏やかな表情で俺に話し始める。


「スズヤさん。金銭に関しましては、王国城に請求してくれれば支払うと、コハルさんはいました」

「ですので、お金に関しては何も問題は有りません」


「……コハルも太っ腹だな!」

「でっ、この世界のペットショップには、犬以外には何が居るのだ。アス?」


 俺は理解した表情でアスに話す。

 アスは顔を上に上げながら、俺に話し始める。


「……コハルさんの話しに依りますと、バリックペペンのペットショップには、犬や猿。きじ等が販売されていまして、偶にゴリラやおおかみ等も扱って居るそうです…」

「最近は魔物対策の為に、郊外の人達はペットを飼うのが増えているらしいです」


「コハルさん情報に依れば、犬が一番人気だそうです…」


「…………」


(ゴリラや狼まだしも、犬や猿って……完全に桃○郎の世界だろ!?)

(そもそも、雉って人間への忠誠心が高いの??)


(一番人気は犬か……前世界でも、犬は番犬に成るし人間に懐くからな)


 俺が心の中で思っていると、リンが表情で俺に話し始める。


「スズヤ!」

「ですので、何かの動物さんを、新しい仲間にしましょう?♪」


「……お金の問題は解決出来ているし、新しい仲間を増やすのは動物でも賛成だ。リン!」

「俺たち三人に、相応しい動物が居ると良いな!!」


 俺は和やかな表情でリンに話す。

 本来なら、大蛇のコハルを正式パーティメンバーにしたいが、コハルは王国城の守り神のためそれが出来ない。


 リンとアスの補講や訓練が終わったら、冒険へのならしも兼ねて、パプテトロン(王国城)からバリックペペンに向かい、その町で新しい仲間を加える。

 その後の談笑時間は、どんな動物を新しい仲間に入れるかで盛り上がった。


 どうせ入れるなら食費は掛るだろうが……トラやライオン等の強い動物が良いなと俺は感じた!

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