第6話:イレーサーモールにて

「とゆーか、歩いているけど、どこに向かってるの?」


「あの遠く(と言ってもあと少しなんだけど)にある、『イレーサーモール』よ。」


「俗に言う、ショッピングモールだな。中には各区のブランドの専門店『○○・ファクトリー』など、様々な店舗があるな。」


にしても、でかいなー。って、仲睦まじい夫婦さん。お仕事は?


「「AIに任せている。/AIちゃんに頼んどいたわよ。」」


A、AIですとっ?


「何だ?この国でartificial intelligenceを使うことは何も珍しくないぞ。」


おぉ。人工知能と言うと思えば、英語で来ましたか。


「ともかく入店するぞ。」


おーお。5階+立駐。すごい。


「まぁ、5階は『みんなのぶんぐやさん』のみだがな。」


何それ!?低周波無線望遠鏡みたいなお店は!?


Low frequency redio telescopeがどうかしたのか?」


(皆さんには何のことか分かるように、頭文字に点をつけております。)めんど。


「何か言ったか?」


いや?なにも。で、燐無さんは?


「いない・・・。」


「どこへ行ったというのかね。」


「あの迷子王・・・。」


「ふたりとも落ち着いて?どうせ、『ごめーん♪』とか言って戻ってるわよ。」


嘘つけ。出会って2日目のくせに。何、燐無さんのことを知ったような口聞いてんのよ。(という作者も3日目ではある。)


「すいませんね。2日目で。」


あっそ。サブ作者さん、燐無さんとは設定の頃からの付き合いの私達が再会したときになんて言うか当ててやりましょうよ。


*えー、何かを言う訳でもなく、いつのまにか戻って来るんじゃない?


私は、『あれ、みんなどこ行ってたの?ほんと、探すのに時間掛かって何も食べれなかったんだから、なんか奢ってよね?』に。


*何、その謎のプライド・・・。


「何を言ってるんださっきからあそこの人たちは・・・?」


「父さん、そこに母さんを含めないで。」


「そうだな。じゃあ、MONO焼きでも食べるか。」


者父、MONO焼きって?ということで説明しよう。MONO焼きとは、形・焼き印をMONOにした鯛焼きのことである!


「ほい。者男。」


早。


「父さん、ありがとう。」


「食べ歩きはよくないから、こっちで食べよう。」


にしても礼儀良いなー。感心祭りです。食べ歩きが良くないと初めて知ったそこの貴方。者男家を見習いましょう。


サクッ


とてもおいしそうな音を発する食べ物ですな。こちらもお腹が空きました。ということで先程予想をしあったサブ作者さんを召喚。


*こんにちはー。たい焼きいいなぁ・・・。


鯛焼きは何味がお好きで?


*ほかほかのカスタード!ちなみにしっぽが好きです。


わたくしは、小豆(というか豆類全般)がNGなので(こしあんはOK)。大体カスタード周辺を・・・。


*主な作者さん好き嫌い多いもんね。


てへっ。って、視力Cなのに何か怪しい白衣の人が見えた。映像回しまーす。

              ☆☆☆





























店の壁にもたれかかる白衣の人物×2。


「まだ試作だからね。」


「了解。」


言葉を交わし、広場の人だかりに紛れる。


「だ、れ、に、し、よ、う、か、・・・なっ!」


と1人が鉛筆らしきもので男の肩を刺す。


「・・・!?」


男は苦悶の表情を浮かべる。




バーン!




「発動を確認。直ちに帰還します。」


「試作って言ったよね?あんな派手に・・・。」


「ごめん。なんか興奮して・・・。」


「はぁ。」


いつしか、周りは騒然となり、ねりけしのようなものが散らばっていた。

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