幽泳
逢初あい
第1話
その日私は夢を見た。何にも縛られず、自由に空を飛ぶ夢だった。なんて楽しいのだろう、そう思っていると、急に体が重くなった。今まで感じていなかった重力が一気にのしかかってきたようだ。重くて重くて、私は今まで飛んでいたのが嘘のように地面に向かって落ちていった。空が遠のき、地面が迫り来る。あまりの恐怖に私は強く目を瞑った。恐る恐る目を開ける。見慣れた白い天井がそこにはあった。目の前の状況を、まだうまく働かない脳でもすぐに認識できた。私は上体を起こし、ぼんやりを管のつながれた自分の腕を見た。現実と言うのは随分と残酷で悪趣味だ。こんなことなら、さっきまでの夢の続きを見させて欲しい。
幽泳 逢初あい @aiui_Ai
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