【黒歴史な小説】異世界から現代に飛ばされた最強魔術師だった俺のリアルな世界

とろり。

第1話 最終決戦!



「タクト! サポートしてくれ!」


「おっけー、タイガ! なんじの秘めたる力、具現化せよ! “アグレッシブ・ウエポン”! 汝よ、万事に耐える体になれ! “ディフェンス・ザ・ボディ”!」


「タクト! 私の攻撃スピードを上げて!」


「任せろ、ミユキ! 汝の体は疾風の如く! “ハイ・スピード”!」


 タイガとミユキは真正面から魔王に突っ込む。それをサポートしながら俺は、攻撃魔法で援護攻撃を行う。


「グギャー。まだだ、まだ終わらぬ!」 


「タクト! トドメを頼む!」

「タクト! トドメよ!」

「わかった! 詠唱時間を稼いでくれ!」


 タイガとミユキは猛攻撃を仕掛ける。タイガは魔王の右側を、ミユキは左側を中心に攻める。そして、魔王は一瞬怯んだ。


「我、今ここに万事を超越す! “ファイナル・ストーム”!」


 大地そして空間が震えだす。土や石、木々などを舞い上げた大きな竜巻は魔王に直撃した。

 素早く避難していたタイガとミユキは、「やったか」「ついに……」と期待の念を寄せる。

 しかし、「グギャー。終わらぬ! まだ終わらぬ! 食らえ虫けらども! “アルティメット・バースト”!」と魔王は最強魔法を唱えた。

「まずい! 最強魔法だ逃げろ!」

「もう間に合わないよ! タクト! 防御魔法をお願い!」

「わかった! 我らに神のご加護を! “ディフェンシング・ボディ”!」


 その後、空間は瞬く間に真っ白になり、世界はものすごい音を立てて崩れさった。



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