雪の少女

@mono_00_

雪の日

寒い日、外では雪が降る中コタツに入り一家団欒で食事をしている

『寒いわね〜』『そうだな、久しぶりにここでも雪が降ったもんな』『そうね』

テレビをぼーっと見ている蓮太

『んっ』〜助けて!助けて!〜

頭に響いてくる

『呼んでる!ちょっと出てくる』『あっおにーちゃん!靴下履いてないよ!』

勢いよく玄関から飛び出していく

『ばかだね』『うん、ばかだね』

白い息をはきながら走る

『はぁはぁ、!』

街灯の近くを通り過ぎるときに旅行帰りの家族とすれ違った

『あっ蓮太だ!蓮太く〜ん!』

はなしかけるがそのまま走っていってしまった

『知り合いかい』『うん』

『そうかまた今度にね、雪がだいぶ積もってきたから早くかえって暖まろう』『うん』『行くよ育美』

後ろ髪を引かれながら家へ向かう

_

『着いた、ここだ』

そこはいつも帰っている学校だ、門を飛び越え声のする方にいく

『あれだ!』校庭の真ん中に丸く雪が積もっていない所に人が丸くなっている

まっさらな雪の絨毯に足跡をつけていく

『大丈夫ですか』手を差し伸べ、透明な空間に手を入れる

『じんわり暖かいな』『あっ起きて!こんなところで寝てちゃだめだよ』

体を軽くゆする

『遅い』『へっ』

目を冷ました少女は立ち上がる

『ひとまず家にいこう』少女の手をひき家路につく


『ただいま〜!』

『全くどこに行ってたの、』玄関に来る母

『どちら様で!』そのあと父もやってきた

『まさか、、宇宙人だ!』

蓮太はびっちょりに対して少女は全く濡れてなく服も独特で髪も真っ白である

『蓮太!あとはお父さんがやっとくから大丈夫だ』

『まぁいいわ風邪ひいちゃうから着替えて』

『あなたも入って』

こうして雪の少女と出会ったのである

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

雪の少女 @mono_00_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る