knights of ……

黒樹れぷ

神様の気まぐれも困ったものだな……。

この世界を二つに分けるなんて……。

おいおい。神様の悪口なんて止めろ。

誰かが聞いてるかもしれないだろ。

分かってるけど……２００年前までは平和に暮らしていたって言うじゃないか。

なのに、今は……。

西暦３４３５年、世界は西側と東側で争いを起こしていた。

２１５年前、この世界に突如として異変が起きた。神は、東側の人間は聡明で知的な頭脳を与え、西側の人間は、魔術と呼ばれる能力を授けたのだ。

すぐさま、東側の諸国の代表国櫻花国（おうかこく）は西側の人間がその魔術で攻め入る事を予測しあらゆる兵器を開発した。この開発は軍の上層部と諸国の代表しか知り得ない極秘の情報だった。しかし、その情報を西側の小さな国アイリス国に漏れてしまう。アイリス国は「東側は、戦争をしかける気だ！」と訴えを起こすが西側代表の帝国はそれを退けた。だが、アイリス国は周囲の諸国を丸め込み戦争を反対した西側帝国に戦争を仕掛けた。そして、帝国を打ち破り旧帝国は滅ぼされた。そして、アイリス国は、さらに力をつけ西側の代表国アイリス帝国を名乗ることとなる。

アイリス帝国は、櫻花国へ『我らに従うのであれば、武力行使はしない』と発言するが東側諸国はそれを拒否。

そして、３２７０年戦争が始まった。

以後、１６５年戦争は続いている。