第3話 ドキドキします!

夏目のグループは、髪の長い女の子、ちっちゃい女の子、前髪で顔が隠れて見えない男の子。

とりあえず、自己紹介をしよう。

「こんにちは!河村夏目です!よろしくお願いします!」

「元気が良くていいね!私は、金村つるぎ。よろしくね」

つるぎさんはニコッと笑った。

「あたしはトランプが好きな三葉。よろしくー」

小さい女の子が言った。

「僕は、心太。・・・よろしく」

夏目は気づいた。

「あ、あの・・・」

「ん?なぁに、夏目ちゃん」

「あなた達の名前が、トランプと関係があるのは何か意味があることなんですか?」

みつばはクラブ。金はダイヤ。つるぎでスペード。心は心でハート。

「よく気づいたねぇ!今まで、友達の誰も気づかなかったのに!あ、私達、兄弟なの。そして、両親は、日本トランプ協会の重役」

「に、日本トランプ協会のー!?」

「うん。二人共トランプが好きすぎて、この名前にしたらしいよ。」

「そ、それはともかく!写真取らせてー!」

             *******************

数分後。

心置きなく写真を取った夏目は、早速トランプの試合をすることに。

「大富豪のルールは知っている?」

「もちろんです!」

「じゃ、始めよ」

「オー!」

カードが配られる。

不正がないように、審判がカードを混ぜ、(シャッフル)配る。

まぁまぁいいカードだ。

全体的に、kが多い。

革命が起きなければ、勝てるかもしれない!

まずは、夏目から。

同じカードを出してもいいので、3まいのkを出す。

まだ強いカードが、夏目の手持ちにまだまだある。A,K,Q,Jが強い順番。

あとは、順番通りだ。

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