第2話 イベント、開始!
歩いて、会場に行く。夏目の家から会場は微妙に遠い。しかも、夏目は完全インドア派で体力がない。体育の成績は、5段階評価で2である。
だから、会場につく頃には、もうクタクタ。
いつもなら、何もやりたくないと騒いでいる頃だが、トランプのためなら、何でもするつもりだ。
トランプのことを考えながら、深呼吸。
「よし、体力回復!」
実際は、足がガクガクしているが、現実を見るのは辛い。
「わっ!」
夏目は、誰かにぶつかった。
「す、すみません!」
「い、いえ・・・」
顔を上げると、チラシをくれたクラスメイトだった。
そして、ペコリと頭を下げると、どこかにそそくさと行ってしまった。
『ピンポンパンポーン』
「あ!」
『みんな、集まっていただきありがとうございます。知っていると思いますが、今日は大富豪をやりまーす。では、近くの人とグループを組みます!前グループの中で、一番に上がった人が優勝です!2位、3位も決めます!ランクに入った人は、特別トランプ、「スペード」というブランドのトランプがもらえます。上から、賞金100万円、10万円、5万円です!』
「ス、スペード!?」
スペードは、トランプマニアが喉から手が出そうなほど欲しがる、こうきゅうブランド。
『では、始めまーす。』
楽しみー!
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