10. ちょっと引いた実体験

 最近、久々に直接的な嫌がらせ行為をカクヨムで受けました。

 そんで、書いていた話を更新すんのが嫌になって書くのやめました。

 その相手がソコソコ人気の作家さんのようで、


『自分と同じジャンルの作家にギリギリの嫌がらせ行為をして筆を折らせて上位キープしてんのかな?』


 って考えました。

 私が書いた話が連載始めてすぐ週間三位とか入ってたから、気に入らなかったんでしょうね。

 なんつーか、「だからカクヨムってダメなんだろうな」って改めて思いました。


 別の項でも書きましたが、カクヨムって基本的に利用者の質が悪い。

「自分もコンテストに参加しているので本当に面白い話は評価しません」とはっきり言い切る自主企画主。

 ランキング上位にいても、自分と同じジャンルで人気が出そうな相手は新芽のうちに摘み取る利用者。

 読み合いが横行して「読んでくれてありがとう、私もお礼に★送ります」的な義理の評価。作品が面白いかどうかじゃない、ただの仲良しごっこ。

 

 その上で、カクヨムのコンテストは九割以上が読者選考、ランキング重視思考。ランキング上位に入っていないと下読みすらしてもらえない。

 フォロワーがいっぱいいて読み合い仲間が多い人なら、ランキング入るかもね。作品がそこそこ面白ければね。

 だからカクヨムって代表作に、ソコソコ面白い作品しかないのかなって思う。

「なろう」や「アルファポリス」みたいにサイトの顔になる尖った作品て、無いよね。


 KADOKAWAさんの狙いが「そこそこの作品を量産する」ことなら、きっと狙い通りなんだと思う。尖ったの一つより、ソコソコをたくさんの方が会社の収益として良い場合もありますからね。長い目で見ればね。


 ランキング重視型のコンテスト形式だから、読み合いが横行してるのもあるでしょうが。そんなのは卵が先か鶏が先かみたいな話でしかない。


 利用者が若年層なせいかなとも思います。

 何となくですが、全体的にガキ臭さは感じます。それはそれでいいと思いますが。


 あと、カクヨムには読専、ほとんどいませんよね。

 だから余計にバランスが悪いのかもなと思う。


 カクヨムは書き手として、とても執筆がしやすい。これは他のサイトの比ではない。だから重宝していますが、残念なことにそれ以外に評価する点がない。


 私はカクヨムで評価してもらおうとは思っていないから、最近は他のサイトで割と本気に更新とかしています。

 でも、下書きをカクヨムでする癖がついてしまっているので、絶対に開かないといけない。

 開くとコンテストとか目に付き、うっかり応募とかしたくなる。

 そんな自分が憎い(笑)。

 何か良い方法を探がさなきゃなぁと、ぼんやり考えています。


 文句言いながら使い続けているお前が悪いんだろって言われたら、その通りですとしか言えませんけどね。

 普通にPV伸び悩んでいる方は、「なろう」や「アルファポリス」に鞍替えも良いと思いますよ。

 私の場合、同じ作品でも「なろう」はPVが桁から違う。

「アルファポリス」はPVがPt表示でよくわかってないんですが、コンテストが結構こまめにあって、いろんなジャンル書く人は、巧くすれば毎月応募できるし、結果が出るもの速い。何より読者ランキングが後ろの方(500位とか)でも入選する人もいるから、編集部がちゃんと読んでくれているんだなと思う。

 面白いのは、読者ランキング1位が大賞を取ることがほとんどない。それどころか講評が「~なところが面白くて評価できるから読者の指示を集めたんじゃないかと思う」的な、割と辛辣なのが多い。

 うがった見方ですけど「なんでこの作品が一位なんだろうね、よくわからん」って読み取れるような講評が多いんですよね。

 読者ランキング1位は読者賞ってのに入るし、そこからアニメ化されている作品もあるんですけどね。あったと思う、確か。

 アルファポリスのアニメ化作品は、何故か大賞以外の作品が多い気がします。勿論、大賞とってアニメ化されてるのもあるけど。

 そういうのを眺めている分には面白いです。


 この辺りだけを比較しても、カクヨムとアルファポリスは求めている作品のタイプが違うんだなと思います。


 けどまぁ、どのサイトにも共通して言えるのは、

『面白ければいずれ評価される、なんてあり得ない』

 ってことです。

 とにかく、読んでもらわないと始まらない。見付けてもらわないと始まらない。

 私が書く話は若年層向けではないから、カクヨムには向かない。

 読んでもらえるサイトを探しに行くところから始めないといけないし、ある程度のプロモーションは大事です。


 イメージとしてカクヨムは「頭使わなくても読める小説」がウケるんだろうと思います。疲れている時って文字なんか読みたくないけど、そういう時でもリラックスして読める作品的なね。


 工夫としては、

 一行の文字数少なめに

 行間を空けて

 1話2,000字程度

 内容は、最近だとモフモフスローライフとか料理系とか無難ですよね。


 悪役令嬢もループ系もダンジョン系VR系も飽きてきた感じだし。私は確実に飽きました。正直モフモフも料理系も既に古いんだろうなとは思うけど。

 古いっつーか、やっぱり飽きたよね。ただ、鉄板だからちょっとの工夫で面白くなるのは、この二ジャンルかなと。

 

 異世界系にプラスしてミステリーを提唱していた方がいた気がします。私もその意見には賛成ですが、残念なことに誰でも書けるネタじゃないよね。

 ミステリー書くの苦手な作家さん、多いんじゃないかと思う。

 辻褄合わせるとのか伏線拾うのとか大変だし、最初から最後までプロット立ててから書き始めなきゃだからね。


 ちょっとびっくりしたけど、場当たり的に書き始めてプロット作らない人も多いんですよね。

 長く執筆を続けたいなら、プロット作る癖は付けた方が良いと思いますよ。 

 感覚だけで書いてると、すぐに壁にぶち当たります。そういう時に助けになるのは豊富な知識と経験の裏付けです。

 別に只の趣味だから好きに書く、読まれなくてもいい。って方はお好きにどうぞ。


 場当たりでミステリーが書ける人がいたら天才だなと思います。

 そういう人はすぐに売れるんじゃないですかね、知らんけど。

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