初のエッセイ 私の過去と現在

柳 一葉

本当のわたしとは

とりあえずはまあ精神障害なんだよ

これがまた心ではなく頭の病気で厄介なんだ

例えを挙げるとなるとそうだな

これはどうだろうか、ふと車窓から景色を眺めて綺麗だと思うがそれと同時に道路を走ってるこのドアを開けたら死ねるのかとも思考が繋がるんだ


ほら 変だろう


まあ傍から見たら私は学生の頃から貴女は悩み事とは無縁だろう、そして家も裕福でとても羨ましいと言われたが、実際の所まあ楽しい事もあればこういう繊細でくすんだ薄暗い思想だった

それに父親と母親の喧嘩も耐えなかった 冷戦状態なのを把握してその当時は家に居ても親に気遣いばりしていた

私が明るい事や面白い事を言ったら周りが和む事を知り、覚えてる範囲では小学生からはずっとピエロの様に私自身欺いて演じてた だから今も本来の姿の自分が分からずにいる 自分とは何なのかは未だに謎のままだ

それから中学、高校はほぼ通ってなかった 学生の頃は本当に思い出が無いのかそれか思い出したくないのか分からない


その頃にそうだフラッシュバックも起きた

そう、魂の殺人を思い出したのだ

一気に自分自身が汚らわしく成長していくこの体が気持ち悪くなってきたのだ

「​──には内緒だよ」とあの言葉は今も忘れたくても忘れられない本当に気色の悪い出来事だった 今もこの出来事に苦しんでる


それを忘れる為に現実を無理やり遮断すべく音楽や美術や本に触れてた

本もショートショートも読めない程の集中力だったから愛好本は辞典だ


20代前半はずっと入退院の繰り返しで実家にも居場所は無く精神科のグループホームにも居たが何の為に生きてるのか分からなくなってきて虚しさが新たに生まれた


未遂もした したが生き残った 同情など要らなかった ただただ私は、、、あの家を忌まわしい場所にしたかっただけだ


だが最近は実家とは距離を置き暫くすると不思議な事に浮遊感、離人症の症状も無く双極性障害の症状も著しくなく落ち着いてる


今は周りのサポートもあり1人でお金を稼いで暮らしてこうして文を書いてる


この病とは薬を飲み一生添い遂げるしかないのが億劫だがそれにより生み出される作品もある

感受性が豊なのもいい事だと今の私なら言える

私にしか感じ取れない物も存在するだろうから敢えて言うならこの病が私に降り注いだ天命だとも思える

これも何かの巡り会わせ この文を読んでくれてる皆様に誠に感謝しています。

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初のエッセイ 私の過去と現在 柳 一葉 @YanagiKazuha

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