第14話千茶と缶ビール

今日、家族サービスで焼き肉屋に行った。

待ち時間、嫁さんに端っこに呼ばれて、離婚したいと言われた。

僕は、びっくりしたが、嫁さんの考えならしょうがない。

それに、応じた。

しかし、離婚は4年後。

息子が独り立ちしたら、離婚らしい。

僕は瓶ビールを4本飲んだ。だが、ショックは収まらない。

だって、結婚19年目で離婚する事を知り、どうやって今後の家族関係を続けるのか?分からないのだ。


帰宅すると、千茶が待っていてくれた。そして、缶ビールを買ってきてくれた。

それを、2人で飲んだ。

酒が切れたら、凄い不安感に襲われるだろう。

いつか、きっと離婚するだろう、と思っていたが早い段階で言われた。

まだ、4年間の執行猶予がある。

だが、病気は治らない。

どうにか、何かで当てないと離婚するのは必死だろう。

千茶が隣りに居てくれて、有り難い。

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