19冊目 ねこのピクルス、冒険へ行く
ピクルスは小さな町に住む好奇心旺盛な猫でした。
彼の最大の特徴はその大きな緑色の目と、いつも何かを発見しようとする探求心。
ピクルスは町の猫たちの間で、「冒険家ピクルス」として知られていました。
ある日、ピクルスはいつもの散歩中に、町のはずれにある古い洋館を見つけました。
洋館は長い間誰も住んでいないらしく、秘密に満ちた雰囲気がピクルスの好奇心を刺激しました。
「ここにはきっと、面白い冒険が待っているに違いない!」
ピクルスは興奮しながら、洋館の中へと足を踏み入れました。
洋館の中は、予想以上に広く、多くの部屋がありました。
ピクルスは一つ一つの部屋を探検し、古い家具や絵画を見つけましたが、特に不思議なものはありませんでした。
しかし、最後にたどり着いた部屋で、ピクルスは驚くべき発見をします。
部屋の中央には大きな宝箱があり、その中からは優しい光が漏れていました。
ピクルスは恐る恐る宝箱を開けると、中からは美しい虹色の光が溢れ出しました。
光の中から、小さな妖精が現れてピクルスに話しかけました。
「こんにちは、ピクルス。私はこの洋館を守る妖精です。あなたの勇気を評価して、特別なプレゼントをあげます。」
妖精はピクルスの首に小さなペンダントをかけました。
ペンダントには小さな石がはめられており、それはピクルスがどんな暗闇でも光を放つようになる魔法の石でした。
「これで、あなたの冒険はもっと安全に、もっと楽しくなるでしょう。」
ピクルスは妖精に感謝し、新たなプレゼントを胸に、洋館からの帰り道を急ぎました。
家に帰ると、ピクルスは町の猫たちに自分の冒険の話をしました。
そして、その夜、ピクルスはペンダントの光に照らされながら、新たな冒険の夢を見ました。
おしまい。
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