毎日ナンカカク

椎名めぐみ

バターしょうゆ味ポップコーン



《映画はゲームになりたがり、ゲームは映画になりたがる》



映画を見るときの気持ちというのは大方は、なんか先方がいろいろ思う事あって撮ってきたフィルムを、こちらが観させて頂く、ないしはお手並み拝見というふうな感覚になる。そんなんだからどうしても評論家っぽくなる。なんといっても、映画に対してこちらが出来ることは何も無いんだ。ただ観るだけ。


しかし、どうしても人間がそこにポンと居なければならない"映画"というものはなんともなんとも不自由や。映画のばあい表現の限界が先にある。演じるのは人間、観てるのも人間、どこもかしこも人間人間人間ということである。人間がなんかをして、人間がそれを受け入れる。それが映画。

映画からすりゃゲームは羨ましいだろうなぁ。観客をただ座ったままにさせなくて済むし、始まりも終わりもない。プレイヤーが望めば一生ゲーム世界に居ていい。事が過ぎれば叩き出される映画とはまさに真逆、映画の全否定である。だから開き直って映画はゲームの全否定を。過ぎ去るのが人生、人間は自分自身からは逃げられない・・・。そうしたばあい、どうやったってエンターテイメント性は薄くなるので、観る人は少なくなってく。

エンターテイメント。

エンターテイメント、とほざいたところで、金を貰っても観たくないようなドン腐れ映画ゲーム小説漫画は無限にある。作ってるヤツらが騙そうったって、興味ないもんは興味ないよ。それでもいっぱい映画をみるよ、好きだからね。好き、というのはようは病気だね。どうジタバタしたって嫌いになれない、もはや自分の一部になったということだ。好意という病の道に行き倒れること、それを本望という。好きな世界にレッツらGO



好きな映画列挙。ツァイ・ミンリャン『愛情萬歳』タル・ベーラ『ニーチェの馬』リン=マニュエル・ミランダ『イン・ザ・ハイツ』ジャン=ジャック・べネックス『ベティブルー』アンドリュー・フレミング『ザ・クラフト』アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『バードマン』ロバート・ゼメキス『フライト』他他他・・・。



『ウェンズデー』のエマ・マイヤーズが出てるNetflixのやつを観ようかと思っている。



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