2024年 4月 17日 5:00


「これから、どうしようかな・・・」


 そう、つぶやいたのは加藤さんだった。

 加藤さんはよく頑張っていた。ここに来るまでにたくさんの事を成し遂げて、驚くほどにまとめきっていた。

 彼女には才能があったんだな、とそう感じた。


 それでも、すべてを救えるわけではないし、犠牲だってあるだろう。


 まだ、加藤さんは学生だったはず。

 悩んでないはずはない。


 でも、だからって、どうすればいいんだろうね。


「ほら、元気だしな? まだまだやることは残っているよ。」


 私には、先送りにすることしかできないけど。


 時間が解決してくれたらいいな。


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