人類選別計画

人類を絶滅寸前に追い込んだ時に、最も多く生き残った種のみを集め、人間の種族としての強さを上げる。もとい、人間を選別するという計画。

「そのまま、避難所に向かってくれ。燃料？　あぁ、避難先で補給できるそうだ。あぁ、そのまま向かってくれ。」

　宇津木は、順調に自衛隊を死地へと送る。

　無線を通せば、まさか指揮官が入れ替わっているなんて思われない。

　彼ら自衛隊は、そのまま雪山へと向かう。

　宇津木は、電波塔の電源を切った。

　無線は、もう届かない。

　彼はまた、ゲームの準備をする。

　生死をかけた…

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