第三章 《まとめ役》

2024年 4月 12日 5:00


 どうやら、見捨てられたらしい。


 あのあと、エレベーターの管理室に自衛隊で運べる人数には限りがあり、一回しか来ないことが分かった。

 宇津木さんは、嘘の申告をしたのだ。


 そうなると、私たちは、限られた食料で飢え死にするだけになってしまう。


 しかし、一つだけ希望があった。

 町を見た感じ、おそらくもうゾンビは全員衰弱死しているのだ。


 今なら、スーパーとかに行っても問題ない気がする。


 

 私が、グループのみんなをまとめる。

 もしかしたら、うまくいかないかもしれない。


 それでも、誰かがみんなをまとめていかなきゃいけないはずだ。

 なら、私がやろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る