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それからはテスト期間が始まって、リンネイと話すことはなくなった。
テストが終わったら手紙を渡そうと思っていた。
けれどなぜかテスト期間が終わっても、リンネイと雑談さえもしなくなった。
それはきっとわたしが負い目を感じているからだろう。
もちろん手紙など渡すこともできずに、カバンに入ったままだ。
わたしはリンネイに手紙を渡すのを諦めると同時に、無理やりLGBTQを理解することを諦めた。
理解ができなくても受け入れることはできるから。
それに、ふとした瞬間に理解するほうが心に残るだろうから。
LGBTQすら受け入れられない糞人間ですが 飛花 @shil2o
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