2

 中学でも、LGBTについて学んだ。そのときは、LGBTQだった。


 トランスジェンダーの方が学校に公演にいらっしゃっていた。


 体の性は女だけど、心の性は男なんだと。


 その人の知り合いの写真を出して、「この人の性別はなんでしょう」みたいなクイズを出していた。


 それで、「LGBTQの人も、普通の人間。見た目じゃわからない」みたいな結論を出してたっけな。



 その人の話で、印象に残ったことがある。


 LGBTQの人って、左利きと同じくらいの割合で存在しているんだって。


 その人は、「君たちが思っているよりも多いんだよ。LGBTQに含まれる子も、仲間はたくさんいるからね」みたいに思っていたのだろう。


 けれどわたしは、そのときクラスには3人左利きがいたから、思ってたよりは少ないな、と感じた。


 LをGをBをTをQを、それら全部ひっくるめても、一クラスに3人程度しか居ないんだなと。






 


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る