第49話~久々の歌舞伎町~

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胸にいつもと違う温もりを感じながら少しずつ意識がはっきりしてくる

そうだった昨晩は色々あったんだね

背中に感じるのは七海の温もり

お尻を軽く撫でられる感触

私の起きた気配を感じて七海も起きたね


私の胸に顔を埋め寝てるメイレーンを起こさないように七海とベッドを出る

時計を見ると七時少し過ぎだから時間の余裕はあるのからもう少しメイレーンは寝かしといてあげようね

無言で七海とテラスに出る

朝の一服とタバコに火をつけ

”おはよう”

「おはよう」

二人で紫煙を巡らす

「もう大丈夫かな」

”強い人だからね”


扉が開く音がしメイレーンが少しよろけた足取りで向かって来る

「おはようございます」

”おはよう”

「おはよう」

”二日酔い大丈夫?”

「少しフラフラするけど大丈夫です」

「酒抜きで朝風呂しちゃおうか」


七海の提案で朝風呂決定!

掛湯をして湯舟へ

「お部屋に温泉とか最高ですね」

”いつでも入りに来てね”

「ありがとうございます」

「昨晩は突然だったけど大丈夫かな」

「まだ理解出来ていない部分も多いですけど全てのドラゴンを亡ぼせる力が手に入るなら御二人の望む力を必ず手に入れお手伝いいたします」

”頼もしいね!”

少しモジモジするメイレーン

「あの七海さんすいませんでした」

「はは気にしないで彩美の胸は寝心地よかっただろ」

七海がいるのに私に抱き着いて寝ちゃったことを気にしてたんだね

「昨晩の話を聞いてしまった為か幼い頃に父と添い寝した時に感じた安心感と温もりを思い出しちゃいました」

完全に体が女になっても魂に残る男の残滓を感じたかな

”私も娘が出来て添い寝したらこんな気分なのかなって思ってたから気にしないで”


風呂を上がって着替えメイク終える頃にナターシャが朝食を持って来てくれたよ

今朝は大きめのクロワッサンにオニオンスープとコーヒーだね

「わあカフェみたいだね」

無邪気に笑うと中学生な感じ満載だよ

メネシス定番朝食も数日だけどお別れだね

パンとスープを食べ終え少しティータイムだよ

「この後はガイアに戻るんですよね」

「向こうの生活もまだ捨てきれないから時々戻らないとでね」

「今度ガイアのお話も聞かせてくさいね」

”うん”

「あとその・・・メイクも教えてくれませんか」

「いいけどどうしたの?」

「生まれてから一度もしたことなくて御二人がメイクしてるの見てたら私もしてみたいなと」

「じゃあガイアから戻ったらすぐにやろう!」


ルシファーとナタリーにナターシャが部屋に入って来たよ

「そろそろガイアにお戻りの時間かと思いまして」

時計を見るといつの間にか九時五十分だったね

まあ準備という準備がある訳でないけど

部屋の中央に全員集合状態

メイレーンに近づくと軽くハグする

”行って来るね”

頷くメイレーン

ナタリーとナターシャとも軽くハグ

「お帰りをお待ちしております」

「美香さまの御部屋の準備を終えておきますので」

ルシファーに近づくとルシファーからハグをされて少し驚いちゃった

「お気を付けて・・・計画の進行も御無理をしないでくださいね」

”うん行って来るよ”


さてやるよ

七海と手を繋ぎ心を一つにする

ガイアに残して来た扉へつながる扉を魂の中で探す

見つけた

七海と私の背に翼が現れ大きく広がる

扉を開くと七海と私の体が朧げになり薄く消えて行く


足の裏に地面を感じはじめる

少しずつ体に纏わりつく空気に現実感が生まれてくる

目を開く前に体へ衝撃を感じ反射的に抱きしめると柔らかく温かい感触

「おかえり!」

私の胸に美香が飛び込んでいたよ

”ただいま”

再会がうれしくて少し抱きしめる腕に力が入る


美香が今度は七海に

「ねーさんおかえり!」

と飛び付き七海が抱きしめる

「ただいま」


”あっ”

私は慌ててブーツを脱いで素足になる

「そんな慌てなくても」

七海もブーツを脱いだよ

ソファーに座るとジャックの瓶とグラスを美香が持って来てグラスに注ぎ渡してくれたよ

「おかえりなさい」

「「ただいまー!」」

久々のジャックが美味しくて一息に飲んでしまったよ

美香がジャックを注ぎ直してくれたんで今度はゆっくりね

「で今晩は予定通りに?」

”宿題は最初に済ましちゃいたいからね”

「なになに?何がはじまるの?」

”死鬼狩りだよ”

「死鬼ってダブネスの手先の?」

”そうそう”

そこから死鬼狩りの意味と方法を話したよ


「今回は美香はお留守番だよ」

「ええ~なんでえ~」

”まだ剣が無いから街中で魔法戦はちょっとヤバイからね”

「でも探す手伝いとか囮とか出来るよ」

「どうする彩美?」

”美香は言い出したら聞かないから”

「無茶はしない約束だよ」

「はーい!」

絶対に無茶するよね


「お店は明日からイブまでで出勤告知してるから」

「ありがとう」

「イブは凄い反響だから覚悟しておいてね」

”久々で楽しみだなあ”


”あっそうだスマホ”

美香がダイニングテーブルに準備して置いてくれたのを手渡してくれたよ

メッセージを一件送る

「慌ててどうした?」

”明日道場に行っていいか梶原に確認だよ”

「ああ前回戻った時に行くって約束して行けなかったからか」

”うん”

ピローン

返信がきたね

”十三時から一時間だったら大丈夫みたいだから行って来るね”

「ねーさん見に行かない」

「大丈夫なのか彩美」

”確認してみるね”

再びメッセージを送る

ピローン

はやい!!

”見学席大丈夫だって”

「よし彩美ちゃんの雄姿を見に行くよお」

”ズタボロ姿の間違いではかと”


「さてお昼どうしようか」

「日曜だからいつものお店は限られちゃうね」

”久々にMバーガー食べたいな”

「おっ久々のジャンクフードもいいな」

冒険者服では目立ち過ぎるので着替えだよ

私はワイドパンツに胸元の開いたニットシャツとダウンジャケットで少しボーイッシュにしてみたよ

七海はスキニーパンツに胸元の開いたニットシャツとレザージャケットで私と同じで少しボーイッシュだね

「ねーさんはわかるけど彩美ちゃん一気に大人のオーラ纏ってない」

”そうなの自分じゃわからなよ”

「立場は人を作る」

「ねーさん何それ」

「今の彩美は冗談みたいに聞こえるかもしれないがガイアとメネシスの未来を決める行動者になってる」

「それは冗談でなく本当の事ってわかるよ」

「その責任の重さに耐えれるように彩美は成長してるんだ」

「何となくだけどわかったよ」


美香も着替えて来るからと一度自分の部屋に戻って行ったよ

期せずして七海と二人だけになったね

私の唇に七海の唇が重なる

次に起きる事へ意識より体が先に反応してるよ

唇の力を抜き七海を受け入れる準備をすると・・・入って来た・・・

あっ・・・駄目・・・


この後頭部に感じる感触は七海の太腿とわかるよ

もう何十回何百回と迎える現世に意識を戻す儀式だから

薄く目を開くと

「戻ってきたね」

七海の語尾って私と二人の時だけ柔らかくなるんだよね何か嬉しよね

”うん”

「可愛い逝き顔をもう少し見ていたかったけどね」

”白目を剥いた顔を可愛いって言われるのも少し悩ましい気分だけどね”

「ふふ何か言葉にするのもだけど転生してからは常に警戒心MAXでいる彩美が私の前では私を信じて脱力してくれるのが嬉しいんだよ」

”七海は私の女神様だから”

「なにそれ」

”初めて会った日・・・酔い潰れてから目覚めた瞬間・・・今と同じ膝枕で目覚め女神様に出会ったんだ”

「そして目覚めた少年は・・・」


もう少しこの柔らかい感覚を楽しみたいけど美香が来ちゃうね

体を起こしグラスに残っていたジャックを飲むと意識が完全に帰って来たよ

「やっぱ!可愛い!」

ってぇ無限ループになるよぉ

七海の顔が近づいて来たよ

私も誘惑に勝てなく再び白く染まる脳


「おっ戻って来たな」

まて七海の語尾が二人モードじゃない

まだ心地良い痺れが残る脳に気合を入れて目を開くと

”美香!!”

視界一杯に美香の顔がアップでえ!

顔が火照って一気に赤くなるのを感じる

”見られた!?”

「やっぱ彩美ちゃん可愛いね」

”恥ずいよ・・・”

起き上がりジャックがふたたび注がれたグラスを七海が渡してくれる

恥ずかしさから一息でグラスを飲み干す

「腹も減ったしMバーガーにいくか」

その色々とスルーな七海だよ

着替えてタイトパンツにニットシャツを合わせて袖なしのダウンジャケット姿の美香だね


”あっ”

ヤバイこの下腹部の感覚は

慌ててトイレに駆け込みズボンとパンツを降ろし確認

よかった・・・間に合ったけど・・・どうする!?

お店のトイレなら急になった客やキャスト用に常備品で用意されてるけど

七海はコレ無いから家のトイレだと常備はないよ


「ねーさん彩美ちゃん」

「今月は遅れてるって悩んでたから多分」

「なら問題ないね」

「大問題だ!私が使わないから我が家にはストックがない!!トイレでフリーズしてるぞ!!」

「私の部屋から持って来る」

ダッシュで部屋を出て行く美香


何かが浸み出る感覚と同時に便器の水が薄赤くなる

やばい・・・でも・・・恥ずかしくて

扉が開き七海が膝立ちになり抱きしめてくれる

「ごめん彩美のこと考えてなかった」

”大丈夫だけどどうしよう・・・”

「美香が部屋から持って来てくれるって少し待ってて」

バタンバタンと扉の開け閉めの音がして美香が来てくれた

「持って来たよ」

と手渡されたのは細長い個装された物

”これナプキンじゃないよね”

個装を開けると細長いパイプが出て来たよ

「今日の夜もだけど明日の柔道とかナプキンだと洩れて面倒な事になるかもだからタンポンね」

タンポン!!知識では知ってるよ

これってアソコの中に入れるんだよね

マジでですか!?


再びフリーズする私

「あっいきなりじゃ使い方わからないよね」

”それもだけどコレって入れるんだよね”

「痛くないから大丈夫だよ」

知識としては知ってるよ激しく動く時とかコッチの方が安全ってのは

でも・・・でも・・・怖いよ・・・私は柔らかくて温かい七海の指しか知らないんだよ

「少し待ってて彩美」

と七海が美香を連れてトイレを出て扉を閉める


「彩美は私の指以外知らないんだよ自分の指ですら」

「えっ自分の指も!」

「その純粋というのかアソコは私だけの物と」

「彩美ちゃんらしいな」

「じゃねーさんが手伝ってあげてよ」

「私は使ったこと無いから」

「教えてあげるから大丈夫」


右手に持ったタンポンをボーっと見ていると扉が開く

「じゃねーさん頑張って」

七海が私を抱きしめ

「私が手伝うから頑張って」

頷きタンポンを手渡して目をつむる

「彩美ちゃん駄目だよちゃんと見て自分で出来るようにならないと」

怖いけど見て覚えないと一人で出来るようにならないと駄目なんだよね

頑張って目を開く


「まず入り口を指で少し広げて」

七海が左手の親指と人差し指を使い軽く広げ右手に持ったタンポンを近づけて来る

未知の感覚が怖くて体に力が入る

「力抜いて彩美ちゃん入らないから」

深呼吸をして力を抜く

「じゃあゆっくり白い方を差し込んで」

硬い物が入って来る異物感が凄いよ

「先端の感覚ある」

”すごい異物感だよ”

「ねーさんはゆっくり押し込んで」

ぐううう入って来る

「先端の感覚を感じない場所があるから先端の感覚が消えたら教えて」

あっ!異物感が急になくなる

”消えたよ”

「そこで止めて前の筒を押さえて後ろの筒を押し込んで」

筒が抜かれると何の違和感も無くなる

アソコから出ている紐が少し滑稽だね


「一人で出来そう?」

”これなら何とかなると思うよ”

「慣れるとナプキンの何倍も楽だよお風呂も入れるし」

”えっそうなの”

「七~八時間位で交換忘れないでね」

”ありがとう美香ちゃん七海”

「準備も出来たし腹も減ったからそろそろ行くか」


七海と美香は金眼を隠すのにレンズが大きめで濃い黒のウェリントン型サングラスを掛ける

そうガイアで地毛が金髪の場合は薄い青か緑が多く少ないけど金目の場合もあるけど光の具合で見える程度の薄い金色

ここまでクッキリな金色の瞳は目立ち過ぎるからね

私も今晩は狩人な気分なので少しクールやってみたくて七海にサングラスを選んでもらったよ

選んでくれたのはフォックス型のかなりキツメなデザインだね

これに黒のロングコートを合わせると仰け反って弾丸を避けるシーンが有名な昔の大人気映画登場人物だよ


明治通りを新宿駅と逆方方向に少し歩いて東新宿駅前のMバーガーへ

七海と私はビッグMバーガーのLLセットで美香は照り焼きバーガーのLLセット

あとチキンナゲット十五個をシェアだね

ただ二人とも追加で単品バーガーとチーズバーガーを五個づつとかで山盛りトレーを持って二階は満席だったので三階のテーブル席へ

窓越しに休日で人が多く行き交う明治通りと職安通りが見えるね

久々のMバーガーに大興奮の私だよ

やっぱし慣れもあるんだろうけどガイアだとダイナース系になるボルケーノのハンバーガーよりMバーガーの方が何倍も美味しく感じるよ


二人の大食いで注目を浴びてもなので認識阻害で追加のバーガーは無い光景にしてます

あっ盗賊団との時に魔力を使うと認識阻害が効果なくなるって話だけどガイアでは大丈夫だよ

ガイア人は魔法に反応する脳領域が無いので認識阻害以外の魔力が脳に届いても反応しないからね

姿を隠して空の旅を楽しむとか出来るのはガイアだけだよ

だから簡単に死鬼を探せるんだけどね

ガイア人は魔力を持たないのでダブネスに魔術を施され魔力を持ち発してる者を探せば死鬼に行きつくからね


先に食べ終えた私は鷹目で歌舞伎町方向をゆっくり見回す

「見つけられそうか?」

”駄目だね昼だと死鬼は仮死状態で隠れてるから発する魔力が弱すぎだね”

「夜までのんびりだねえ」

ってぇ全て食べ終えてるよ

「少し足りないな追加を買って来る」

と七海と美香が席を立つ

まじかあ食費を気にする必要はない生活だけど


暇なので鷹目でもう少し見てると

あれ昼なのに移動する魔力を感じるよ

ビルが邪魔で視野で捉えるのは無理だけど

あっわかったよ

母とそっくりな魔力力パターンだね


「何か見付けたか?」

口元に浮かぶ笑みを見られたかな

って二人の持つトレイにはバーガーが十個くらいとポテトLLが二つとかを各々持ってるよ

まあメネシスで七海の食事量見てるから驚きはしないけどカウンターのスタッフは何事かと思ってるよね

”娘を見つけたんだ”

「まあ新宿に居るからいずれは出会うな」

「娘ってもしかして」

”そうだよビルが邪魔で姿は見えないけど魔力は感じたよ”


本当に驚くよ

あれだけ大量のバーガーとポテトが十五分もかからず二人の胃袋に消えてしまったよ

「さて夜までどうするかな」

”久々に街を歩きたいな”

「じゃあ散歩だね」

店を出ると左腕には七海が右腕は美香が腕を絡めてきたよ

特に目的地もなく歌舞伎町をぶらぶら歩くよ

花道通りを歩いてると

”あれ煮干しラーメンが無くなってる”

「先月末で閉店しちゃったんだよ」

”煮干しのパンチが大好きだったんだけどなあ”

「ゴールデン街の方はやってるよ」

”あっちは外人観光客が多くて待つんだよね”

なんてメネシスに行ってる間に少し変わってる新宿に哀愁を感じたりね


トー横はやっぱしキッズが相変わらずだね

なんか視線をいっぱい感じる

「あの三人モデルかな」

「オーラ凄い」

やばい面倒なことになりそうなので移動しようね

”少しお茶しようか”

「ここからだとクールでいいかな」

トー横からだと花道通りに出ればすぐだね

さてと思ったらスーツ姿に茶髪の二人組が道を塞ぐように立ち

「おねーさん一緒に飲みませんか」

ナンパと見せてホストの引き込みだよ無視だね

と思ったら七海が

「元気そうだな隆」

年上に見える方が驚く

「なんで俺の本名知ってるんだよ」

「わからない?」

「どあぁ!なんで金髪なんですか七美さん」

「色々あってね」

「申し訳ございませんでした」

と道を開ける二人の間を抜け歩む


「彩美が来る少し前まで店で黒服やってたんだよ」

”はは大焦りだったもんね”

花道通りに出るとすぐ目の前のビル二階が目的地だよ

歌舞伎町で年中無休二十四時間営業の「コーヒーショップ クール」は昭和レトロなタバコが吸える喫茶店だよ

花道通りが見下ろせる窓際の席にしたよ

七海と私はウインナーコーヒーで美香はミルクティーだね

あと私はレアチーズケーキだけど二人はサンドウィッチを頼んだよ

ティータイムを楽しみながら紫煙を巡らす


「さて一服を終えたら一度戻って準備かな」

”日が落ちれば動き出すからね”

「どうやって探すの?」

”鷹目を使うよ”

「鷹目って遠視の能力だよね」

”遠視以外にも魔力の発生源が見えたり色々使えるよ”

美香に鷹目の使い方を教える

「う~ん目に魔力を集中って少し難しいよ」

”片目でやると最初はいいかな”

サングラスを外し片目を手で押さえ集中する美香

おっ開いてる方の目が赤くなり始めたね

「出来たあ!」

本当に二人もチートなんだよね


帰り道で予備の生理用品とトイレ用の小さなゴミ箱を買ったよ

部屋に帰ると美香に促されてタンポン交換

紐を引っ張ると真っ赤な長細い綿みたいのが出て来たので置いたばかりのゴミ箱に捨てる

まあ苦労と汗だらけで無事に新しいのを入れられたよ

「大丈夫か?」

”うんなんとかなったよ”

「こんなのアルと気分乗らないか」

と指切りの黒い革グローブを持って来てくれたよ

なんかグローブ一つで暗殺者みたいな気分になって楽しいね


十二月だと十七時には日が落ちるのでそろそろだね

「私は二丁目から三丁目の御苑周辺だな」

「えーっと私は靖国通りから花道通りまでの繁華街だね」

”うん歌舞伎町二丁目とか大久保公園の方は私が行くよ”

この配置も意味はあるよ

私の担当区域は廃ビルとかも多く遭遇確率が一番高い

七海の区域は私の区域の次に隠れやすい場所が多い場所

美香は剣がまだないので死鬼と遭遇しても戦闘が始まらない場所

死鬼も一目は気にするので人混みで万が一だけど美香と遭遇して魔力を感じて怪しまれてもな感じでね

”何かあったら念通で届かない時はペンダント経由でね”

打合せを終えマンションを出てそれぞれの担当区域に向けて歩き出す


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