心の傷の治し方
中立武〇
第1話 初めに
傷というにはそれは深すぎた。
破損経緯
二○二三年年末から長期休暇に入った自動車メーカーがやっていた事を、不正無しで努力と工夫のみで対応したところ大体壊れた。
胃腸は機能を停止し、かつて米一合半と肉四百グラムを一食で食べれた消化能力は食パン一枚を処理出来なくなった。睡眠障害は当然で、眠る事は出来ずに睡眠導入剤を使って辛うじて寝る時がある程度で、対人恐怖と共に全てにおいて理由なく恐怖と震えがくる。
物がまともに食べれないからであろう、筋肉が分解されしびれるような感覚にうずくまる中、精神科の予約は三か月待ちとの回答だった。そもそもそれを受けて治る保証もない。
私は三カ月もあれば我流でも直せると通院の選択肢を切った。何より通院歴があると転職に響くという話も聞いたに為一石二鳥だ。無職となり数日体を休めて治らない状況で、薬を飲んだところで治る事は無いだろう。
あの手の物は治る前提があり、それを短縮化するものであって、治る前提がそもそも存在しないのなら効果は無いと判断した。酒を飲みながら肝臓の薬飲んでも意味がないように、まず治る下地を作らねばなるまい。
そんな素人判断が運よく当たったのか、一年後には大体すっきり元の生活に戻れた術と対策を書いて行く。
実体験ベースで書くとはいえ、個人差は当然あるだろうから、
「そりゃお前だけだろう。」
というのも出るだろう。なのでそれを踏まえて、要素と状況を細分化して重要な点を抽出し、汎用性を目指して書いて行く。単なる頑張った自慢なんて誰も読みたくないだろう。私もそうだから。
また汎用性を目指しているが、合う、合わないが当然発生する。その為自身の生活や体質に合わせていただく必要があるので、その点は随時対処をお願いしたい。
みんなが合う簡単で唯一の方法があればいいのだけれど、それが無いからこんなに世の中色々話がでているのだろう。
なお、結論であるのだが、
「自転車こいでりゃ大体治る」
である。早速の、なんだそりゃお前だけだろという話になるので、その経緯や要素を説明していく。
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