あの時
葵羽
プロローグ
「それじゃあちょっと怖いけど…車いす使わずに歩いてみますか!」
「じんきーさんなら大丈夫!人生初の大舞台、緊張するかもしれないけど我々スタッフが見守ってるからね。リラックス!リラックス!」
本番2分前、ここにきてド緊張していた僕にスタッフさんは優しく声をかけてくれた。スタッフさんの胸の辺りには波口という札がかかっていた。
【このスタッフさん、どこかで見たことある顔、どこかで聞いたことある声…珍しい苗字だし…歳も近そうだな〜まぁそんなこと今はどうでもいいや、せっかくイベントで掴んだランウェイという大舞台。余計なことは頭の片隅に一旦置いといて、堂々と胸張って歩き切ろうっと!】
「はい!ありがとうございます!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます