第3話

既存がまかり通らなくなった彼等は荒れた。

自らはこの地に尽くしてきた

だからこそ、何もかも許されるべきだと。


決まりを破ろうとも

尽くしてさえいれば未来永劫を約束され

困ることはない


生まれ変わりのチカラを侮った。

地域に長け、時代に長け

心に長けた生まれ変わり


生き様こそ不器用なだけであり

ほぼ全てを手にした彼女の

存在すら侮る


県外は彼らにとって玩具に同じ

生まれ変わりを絶望に突き落とすために

観光客を玩具扱いしている。


ひとりは

「現地同士でモメてろ」と言うが

すでに人々は引き込むことしか考えていないのだ


『数字さえ有れば良いのだ』と。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る