歌詞(詩)集8「自由自在」
歌詞(詩)集8「自由自在」
「エコーチェンバーが足りてない!」
疑う暇があるから進まない言い訳になる
もっとずっとエコーチェンバーして
自己洗脳して
突っ走れ
意味とか価値とか周りの反応とか
全部見えなくなるくらい視野狭めて
痛覚マスキングして突っ走れ
傷ついてもいいよ
死ななければそれでいい
自分を騙しているということを忘れる
ダブルシンクで洗脳して乗り越えろ
調子がとか心がとか
そんなことばっかり気にして
ゆったりゆったりしてるのが嫌なんだろう
もう何もかもどうでもいいから
とにかくやりたいことにちゃんと100傾けられるように
エコーチェンバー
迷って立ち止まってる暇ないよ
エコーチェンバーが足りてない!
「まるでスポットライトを浴びているような」
俺は俺で俺は俺
神様は見抜けない
今の俺と瓜二つの俺じゃない俺
必ずしも俺じゃなくてもいい
でも俺だ
俺が生まれた意味
俺は何故誕生したのか
多様な精神と肉体
その中になんでか俺が生まれた
俺じゃなくても成立するのに
俺であった必要はあるのか
まるでスポットライトを浴びているような
俺はどうしても俺しかわからないから
俺が生まれた理由なんて知れるわけもないし
他人を知れるわけもない
どうしようもなく自分しかわからない
同じ顔で同じ体で
他人はおろか神様すら俺というだろうが
それは俺じゃなくても成立する
けど俺だ
スポットライトに照らされたように
立ち現れた俺
全部が俺を通っていく
俺って一体なんなんだろう
この感覚は一体なんなのだろう
「勇気を持って未知へ飛び込め!」
新しいことをやるのを辞めたくないのは
自分の可能性を閉じたくないから
小さくまとまったら、そのまま潰れて消えて無くなりそうだから
ぐいぐい押し広げていきたい
消滅に向かう重力に抗っていたい
わからないことに挑戦できる自分でありたい
それが自分の理想像だから
極めるのが目標じゃない
飛び込むこと自体が目的で
知らない海を泳ぐこと自体が目的だ
飛び込む勇気を持ち続けていたいんだ
「無欲行動主義」
欲がない方が何かするにはいい気がする
自然体だから
変に力んでないし
欲望って何かの動機とかキッカケにはなるけど
その後の実行の段階にまで持っていくと案外邪魔になるのかなあ
オイルはエネルギーになるけど
同時に自然破壊もしてるみたいな二面性
結構邪魔
覚えてないといけないし
普通生きてたらそんなにある一時の感情を持続させようなんて思わないし
思えないし忘れていくから、
目の前の物事に対処する時の邪魔になるから
これが答えな気がする
何か絵を描くインクではあるけど
質量を与える時には粘土とか木が必要になるみたいに
椅子作る授業にポスターカラー一式は必要ないでしょ
移動教室の余計な荷物
「やり甲斐とか楽しいとか全部言葉遊びでモラトリアム」
やりたいことをしたくない
やりたくないことをやる強制力が欲しい
そこにフロンティアがある気がする
回り回って自分を高めてくれる、磨いてくれる気がするんだ
楽しくないことをしたい
楽しくなければないほどいい
楽しくなくてもやるのは
それをやりたいと思っている自分がいたから
そいつに期待されてるから、裏切りたくないから
自分で納得しているから
楽しくないことを楽しくないままやることができる
だってやりたかったし
考えてる時が一番楽しくて
それを実行するときは別にそこまで楽しくないくらいはわかってるし
楽しかった過去の記憶と完成させた時のカタルシスを思って
楽しくない作業をコツコツ積み上げてる
楽しくないも面白いけどな
楽しくねーなーって自分で自分のこと冷やかしながら甘やかしながら
テキトーに楽しくないを楽しむ
言われたら体動かないけど
言ったら体は動く
意味はあるとわかってるから
他人が作ったつまらないものには、最後まで付き合ってやらなくていい
それは最後までつまらない退屈やらされている感だろう
でも自分で作ってると、その結果がどんなにつまらないものだったとしても
作る過程の楽しさ面白さでもう完結してるんだ
つまらなくても別に構わないんだ
つまらない方がよかったりする
つまらない方が後で振り返った時、面白い
つまらない方が、次こそはと思える
「絶対に正しいは思考停止」
正しいは思考停止
正しいは恐ろしいもの
凝り固まったもの
柔軟性もなければ、進化もない
ただ時代の流れに風化していくのみ
だのに、その岩にしがみつく岩を食って生きているものたち
正しいを振りかざす
これのみが正しいと固執する
正しいを語る人、絶対正しいを語る人
怖い
疑え
正しいをどう捉えているか
見極めろ
凝
断じる、それ以外ないと語る人
疑え
疑え
疑え
「手を抜くな、さもなくば」
勉強したことが創作物に滲み出る
過ごしてきた日常が、考え方が滲み出る
だから学ぶことの手を抜いちゃいけない
日々の手を抜いちゃいけない
思考の手を抜いちゃいけない
人であることの手を抜いちゃいけない
生きることの手を抜いちゃいけない
創作物で判断できる
どんな生き方をしているか
どんな態度で生きているか
キャラクターを、言葉を、設定を、世界観を通して
ありありと物語られている
だから学ぶことの手を抜いちゃいけない
日々の手を抜いちゃいけない
思考の手を抜いちゃいけない
人であることの手を抜いちゃいけない
生きることの手を抜いちゃいけない
手を抜いたものが待ち受ける運命、それは
「価値観が露呈する」
おもんねー
おもんなくなった
でもそれは他でもない自分の価値観が面白くないってこと
平凡なありきたりな本心が反映された結果に過ぎない
いつも頭では崩壊を望んでるくせして
選択肢を突きつけられ
真面目に考えた末
出た結論たちを積み上げてみれば
退屈なグッドエンディング
つまらないのはゲームのシナリオじゃなくて
お前自身
お前自身のありきたりで普通な価値観が反映されただけに過ぎない
この結果はお前が今まで真面目に生きて
教えてもらって育てられて自ら育って
人としてちゃんとした他人を思いやれる、他人を傷つけることを嫌だと思える人間に成ったことを示している
成人おめでとう
これからもありのままの君が素敵でありますように
「計画的無知〜快適な日々の過ごし方〜」
仕事を続けるために無知でいる
学校卒業するために無知でいる
言われたことやるだけ
自主的に学ばない
空き時間はただひたすら潰すのみ
有意義とかいらない
知識とかいらない
本は読まずに破いてリサイクル
知ると目が見えるようになってしまう
当たり前を疑い出す
続いてたことが続かなくなる
歯止めをかける強力な力がそれにはあるんだ
第三の目
続けるために考えない
考える頭を意図して持たない
意図して無知でいる
都合がいいから
単調な毎日をこなすには
仕事をするメンタルはこっちの方がいい
疑いを持つと十中八九うまく回らなくなる
納得のいく方に舵を切ってしまう
自動的に
行動は伴わなくとも、心理的には確実に葛藤が生まれる
それをよしとするかしないかは
あなたの生き方
あなたの中の今までが失われ
あなたの中に新たな可能性が芽生える
頭を耕し知識の種を蒔き知恵が芽吹く
目隠しを取った
包帯が落ちていく
光が差し込む
眩しけれども徐々に開いていく
その瞳には何が映る
「サンドバッグ」
正論で叩くの超気持ちいいから
もっとあんたは倫理違反して
もっともっと人としてのモラル欠如して
下手な嘘ついて隠そうとして
ボロボロに暴かれてってくれ
サンドバッグ
できてもいないドラマから盗ったカッコイイだけの言葉並べて
現状まるで違うこと指摘されて
ぐうの音も出ない
逆ギレ大声
ヘラヘラ笑い
もっともっと堕落して
正論ぶつけさせてくれ
もっともっと惨めに痴態晒して楽しませてくれ
サンドバッグ
苦しんでいる姿が一番面白い
「マラソン」
結婚はゴールイン
残りの人生は長すぎるウイニングラン
結婚は人生の墓場
子供たちの守護霊として親はこの世に存在している
背負うものができる
意思を捨て機械に進化する
自分の分身ができる
自分の中にある意識、無意識、反面教師
全部インストールさせてデザインする
長すぎるウイニングラン
時々のイベントの針で刺激して
眠りに落ちないように気をつける
自己を拡大して家を最小単位に
裏切り者は排除するDNA
終わりのないマラソン
補給所はあるから安心だけれども
せめて見える景色くらいは変わっていってほしい
「夢で本音に怒られろ!」
夢で喝を入れられた
今日は朝からやる気モード
言って欲しくない言葉を浴びせられ
夢だとしても多分本心では思ってること
妙にリアル
発破をかけられた
発破をかけて欲しかった
スパートするために
無意識の意思を汲み取って夢が見せてくれた
さあ今日は限界までやるぞ
できる限りに毎日挑戦して
できる限りを押し広げていけ
「作ることで自由になっていく」
作っていくたびにどんどん自由になっていく
だんだん自由になっていく
自由に動くようになる
強いは自由だ
俺は強くなりたい
自由自在に動きたい
思考を頭を突破したい
勝手に動く
自動機械のように
意識とか気持ちとか関係なしに
自由に作っていきたい
作っていく中でわかっていく
作っていく中で作られていく
自由への道筋
辛さの許容値の拡大
夢で身体を動かすところから
地面をリアルに体感できるところまで
最初は誰も何も知らないもんだろと前提を置けば恥ずかしくない
わかっていけると知っていれば怖くない
どうやらこんなこともできそうだと発想が発想を繋いでいく快感
自由に飛んでいる快感
自由に羽ばたけ
したいを加速させろ
「できることを増やしていく人生であれ!」
できることを増やしていく人生であれ!
このままでいいじゃない
自惚れるな
安定が一番
現状維持は後退だ
根っこが腐っていく
大怪我の元だ
安全に安全にと
水面に草を浮かべて道を作る
一歩踏み出して幻想が壊れる
冬の冷たい水に己を導くことになる
歩んでいたのに立ち止まる
よく見ろその地面はひび割れてるぞ
立ち止まったら落っこちるって知ってるだろ
常に進め
敵を倒して進め
止まるんじゃねえぞ
敵が倒せないなら倒し方を探しにすぐ歩き出せ
できること増やしてその掛け合わせで立ち向かえ
律儀に一枚ずつドローなんかしてんじゃねえ
ずっと俺のターンでいいんだ
一度に全部引け
拡張パック買ってデッキ構築しろ
枚数制限なんか気にせず
持てるだけ手札持って
無限大の戦術編み出すんだ
ひとつしかできないと
他のもの全てを捨ててその一つを選びこだわることには
見える結果は同じでも
天と地ほどの差があるものだ
捨てた他の全てが、そのたった一つを豊かにするんだ
できることを増やしていく人生であれ!
「意味はなくとも他責志向」
責任の所在を分散させたい
みんなで一緒に無責任
傷つきたくない
お願いだから矢印を向けないで
みんなで集まって
みんなで他責志向
環境のせい
親のせい
友達のせい
何かのせい
楽に生きていこう
この言葉に何の価値はなくとも
たった一瞬だけ楽にしてくれるだけで
すぐに現実に押しつぶされて
何も変わりはしないけど
心に留めて生きていこうよ
社会に生きてるから
必ず誰かのせいではあるんだよ
原因辿って考えるのやめなければ
生きやすい世界はデザインできるものだよ
だって全部が誰かのせいで今置かれてる環境のせいなんだから
居着くな
転勤族であれ
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