歌詞(詩)集5「七転八倒」

歌詞(詩)集5「七転八倒」




「頑張らないように頑張りましょう!〜長寿の秘訣〜」


幸いやるべきことはたくさんある

ありがたい

たった一つだけだとやる気が枯渇して追いつかなくなってしまうけど

選択肢がいくつもあれば

そのうちのどれかにはやる気が埋まってるはずだ


探し当てるダウジング力を鍛えて

耳に当てるのは自分の心の声

掘り当てるまでは迅速に

スコップじゃなく思考で深めて

ロジックが完成する頃には

心とやる気と感情の準備はできてるから

あとは動くだけ


ずっと座ってるのが苦手だ

意図して集中切らして長くいこう

血行良くしてから再度取り掛かろう

気持ちを優先させるからこそ

気持ちをコントロールする術を身につけなさい


あーやる気出ない

もー無理

じゃない


好き勝手でいい

前に進めていれば


道中で頑張らないように頑張る

息切れしてたどり着かなかったが結果とならぬように

歩いてもいいからゴールして結果見よう


渡される順位カードに書かれてる数字はどうでもいい

やるべきことがある毎日

それを毎日毎日叩き潰して気持ちよくなっていくことが大事




「できるは気持ちいい」


脳が喜ぶことをする

脳が気持ちいいことをする


好きな音楽聴くのも

なかなか思い出せなかったものを思い出すのも

思考実験も

創作も運動も柔軟も

歌唱も演奏も

食事も睡眠も

呼吸も深呼吸も

紙をめくるのも、鉛筆で描くのも、紙を破くのも

書くのも描くのも掻くのも


チル


全ては脳を喜ばせるため

脳をいかに喜ばせるか

気持ちよくさせるか

快感を味わわせるか


小さな達成感で満たす

小さな達成感の連続打ち

小さな達成感漬けにしてしまえ

小さな達成感がないと生きていけない体にしてしまえ

小さな達成感の快楽に溺れさせて依存させてしまえ




「片頭痛になったら一日中痛いままなので、なったら最後、あっ終わったな今日ってなります」


スマホをいじれば片頭痛

メガネをかけたら眼精疲労

3D酔い、ゲームできない


気持ち悪いの一日中

即座に治す方法なし

捕まったが最後、寝るまで苦しめられる

ふざけやがって


テレビの光もスマホの光もパソコンの光も

全部最低

眩しすぎる

目ぇ疲れんなおい


なんか凝るというか張るみたいな感覚が

キタって感じ

そのまま続けてるとガンガン目の横の血管ガンガン鳴る

これ片頭痛っていうんだってね

忘れてたよ名前なんか


姿勢が固まってる時もなりやすいわ

最前列左端の席で映画見て

映画館後にして楽しかったなーって電車待ってると

だんだん片頭痛が始まってきたとさ


~を見る時は部屋を明るくして、テレビに近づき過ぎないようにして見よう

とぅーん、どぅおっ




「夏」


夏は塩舐めとけ

風邪引きそうなら野菜食っとけ

これで大体解決できる

わけなくね


親父の塩舐めとけ

ビタミン取っとけ


茹で蛸になんじゃねーぞー

サウナじゃねえからな

我慢してもただ残るのは障害のみだぞ

マジで気をつけろ

頭冷やせ物理的に

熱を蓄積させんな

元には戻らんぞ


日焼け止めは塗っとけ

ウルトラバイオレットは肌を刺すぞ

有害のUV

軽く見てると痛い目遭うぞ


長時間肌晒して、日焼け止めも塗らずに

熱持ってるのわかっていながら

帰ってきても冷やさず放置

いてーとか言いながらシャワー浴びて

後日両腕水脹れ

焦って冷やしても焼け腕に水

手洗いうがい腕冷やし

やらなかったのが痛かったね


水分補給だけは気をつけてたんだけどな


意識してもしすぎることはない

攻撃的な季節への対策

君は万事オーライ?

ケチで死ぬのは君的にはどんな感じかな?




「キングオブ数!トップオブ数!物量作戦だ!」


数打つのがモットーってことっをー

忘れていたゾ


数出してから言え!

増えないあたふた焦るな一丁前に


数出してから焦れ!

数出してから限界を感じろ!


まだ一桁のくせして

なにカッコつけてんだ

普通の枠にハマってんなよ

バカみたいに数連打するって言ってただろ

その方が面白いから、おかしいからって

そのメンタルどこ行った?


思い出せよ

お前の勝ちはどこにあった

どこに価値を見出そうとしてた?

差別化の術

それは数だった!


数出せとにかく数出せ

かずかずかずかすかずかずかずかず

数出してからだ

語るのも考察も

全ては数を出してから

お前はまだスタートラインにすら立っちゃいないんだぜ


今なんて、まだ走ってない妄想あれこれだって

どうだ?希望だろ




「頭の中をどう埋めようか」


買ったばかりの雑巾を絞っても

水は出てこない


染み込ませてから絞らないと何も出てこない


バケツの中に沈めて絞って

沈めて絞って

ボロボロに破けるまで使って

ボロ切れになったら新しいの買って


濡れた雑巾は机に引っ掛けた洗濯バサミで挟んで

午後の授業中、膝に当たって冷たかったりする


ない頭を捻ってもそりゃあ何も出てこない

蓄えがなければ何も想像できない

貯めていたものが姿を変えて現れる

全ては同じところから生まれたもの

たかだか人に与える刺激が違うのみ

それだけ


頭が勝手に濾過する

だから安心して大量に詰め込め

無駄なことはない

何も考えず詰め込めるだけ詰め込め

バーゲンセールのように袋詰めだ

まずは重いものから

袋を押し広げて


大きい石から順番に入れてって

最後は砂で隙間をみっちり埋めて完成

机上論の理想「頭」


こいつら全部ミキサーにぶっ込んでできたスムージーが君のオリジナル

ドロドロしてる、栄養価高そう




「鳴らないクロック」


目覚まし時計をセットするけど

もしも鳴らなかったらと思わなかったことがあるかい?


電池切れ

ある瞬間に唐突に訪れるそれは

もしかしたら明日起こるかもしれない

明後日かも?一週間後?1ヶ月後?


そんな不安を抱えながらも

アクシデントは非日常

非日常は滅多に起こらないことを私はこれまでの人生の中でよく学んできた

だからまあ大丈夫だろう

という謎の自信で布団に入った翌日には

間に合わなければという別の焦燥感に駆られている

そして寝る前にまた思い出す

この繰り返しの中、確かにこの不安が的中したことはなかった

少なくとも起きてる時に、図ったかのように止まってくれている


目覚まし時計は思いやりに富んでいる


止まらないことは日常なのか非日常なのか

奇跡と思えたら、日常は奇跡の連続

毎日を幸せに思うことができるだろう

変わらない毎日が続いていれば


変わらない毎日の証として

私はいつも通り目覚ましをセットする

実は小学生からの付き合い

信頼してるぜ

セットオッケー




「やる気任せは他人任せ」


やる気任せにしてはいけない

やる気だっていつも元気ってわけじゃないんだから

そいつにばっかり頼って、そいつのせいにばっかりしてちゃいけないと思うんだ


義務感を働かせてみよう

だめだこいつは、言うだけで何もしないやつだった


恐怖感ならどうだ?

スタートダッシュこそ早いけど、一旦コケたらもう起き上がれそうにない


協調型は?

他人が頑張ってるから自分も頑張ろうとは思えないたちなんです、ごめんなさい


闘争心を煽ってみては?

別に負けても死なないならいいでしょ

ボーダーラインを突破できてれば、それ以上はおまけだよ、あくまでも


ロジックで、理屈であれこれ打算的に考え出した理由で動けた試しがない

言葉に力はないよ

所詮は意味を囲っただけの空虚な信号


意味を伴わせるのはやる気

気合いはやる気

ガソリンはやる気

燃えてエネルギーになるのはやる気


さあ余計な、なんの足しにもならないことを考えてるうちに

復活してきたんじゃないか?やる気!

さあ行こうぜ、やる気のニトロで加速して

光速突き破ってどこまでも行ってやろうぜ!




「爆発してみせるんだ」


変なことしようぜ

爆発しようぜ

自分で積み上げたくせにぶっ壊そうぜ


成果とか結果とかそんなもの求めるから

ぷるぷる手が震えるんだよ

安心して大胆に行くにはぶっ壊していくしかないでしょ


執着したらダメ

心は傷つけなくていいが間引け

贅肉は削ぎ落とせ

筋肉で覆え

全てを有機的に連動させられるように!


ぶっ壊すことは目的じゃない

面白いに向かった結果、その道を阻害してたからぶっ壊した

爆発させてみせた

自分の今までを


綺麗に後生大事に取っておくから思い出を懐かしめる

けど同時にたらればに囚われることになる


どっちがいいかは知らん!

自分で決めろ!


過去に生きるか

過去と共に生きるか

今だけを見て生きるか

未来を夢想しながら生きるか


「結果的に」をどこに置く?

お前の中で一番評価点が高いところはどこだ!

考えろ!




「修学旅行」


運良く可愛いなーって思ってた子と同じ班になれた


でもそいつはイケメンとツーショット撮ってた

自分から誘って

二日目


別に好きだったわけじゃないけど

好きな人は他にいたけど

いいなーって思っていたのもまた事実で


部屋の他のやつが大浴場行くのに一人部屋に残って

空のバスタブ体育座り

シャワーに打たれて

なんで俺は幸せになれないんだとか

悲しみに浸って悦に入る


謎のドラマを仕立て上げ

自分に対してひと芝居打って

悲劇のヒロインぶって思い出とした


だってあとはずっと歩いてただけだもん

班の端っこか、後ろか、先頭か

ほぼ一人だよ言ってしまえば

歩いた道中の割に起伏のない凡々とした時間

つまらないという感情も置き去った


ただ早く帰りたかった




「こだわりはないけど、コンプレックスはあります」


こだわりはないけど

コンプレックスはあります


上手く描けないからという理由でSDキャラで描いたら?

それはマイナスの発想で、作品は全く豊かにならぬ

下手でも描かなきゃ、こうなりたいけどできないということを何度も繰り返さなきゃ

その理想へは到達できないよ


到達できるという保証はないけど、やらなきゃ上達もないよ

ただその場に座って

やらない理由と打算的な今だけ求めて

先歩いてる奴らをバカだと毒づいて

指しゃぶって文句言ってるような人は醜いだろう


かつて俺もそうだった

絵が下手だと言われるのが嫌で、目の当たりにするのが嫌で

絵を避けて、原作者志望に甘えて

他人に依存して

結果大いなる時間を無駄にした

その反省がある

もう二度とあんな思いはしたくない


こだわれるほど上手くはないからこだわらない

割り切るけどコンプレックスは人並みにあるから執着する

逃れられないから

下手だ下手だと

上手くいかない上手くいかないと

言いながら続ける

言い続ける


よくなることを信じられるほど楽観的ではないし

曲線のように緩やかに登っていける道中でもないわ

壁に当たって、ジャンプして

届かねーってなって、その場待機

で、今日は行けるかもって試す毎日

最高到達点が上がっていく明確に

そんな日々が心地いいんだよ

そんな少しの達成感が

コンプレックスを解きほぐしていってくれる


だから最終的にはコンプレックスは解消されないよ

ありえないほど上手くなるのはありえないから

でもね、コンプレックスがあるんだよと、笑って認められて人に話せるくらいには、ほぐれていたいと思うよ


…ちなみに

下手だからSDキャラでやったらという提案は

正しいようで正しくない

成長を全く見てない

その場、現時点での案でしかなくて

目前のみの提案

企業側の意見

目先のちっちゃな利益を取ることが目的になってる近視眼的発想


人によって提案は分けろ

編集者だろ

人の顔見て言葉変えるのがプロだろ




「常にステップを踏むくらいの気持ちで」


居着きたくない

やり方を確立したくない

定めると必ずエラーを起こす

しばらくはよくても

何度も使ううちに必ずゲシュタルト崩壊してわけわからなくなる


どんな画法でも上手く描けるようになりたい

変化を拒まない

むしろ自分から破壊していくくらい


根本から破壊するとこれはこれでややこしいので

根っこは残しつつ打算的破壊

スッキリもするしね

日も当たる

部屋も明るくなる


経験で全部を見通せるようになったら

つまらねえよ

見通せるのは多少でいい

全部分かっちゃうなんてことは、まあ実際ないけどさ

光でとんで見えないのがいくつかあるくらいが

未知を楽しめる範疇かな


全部をわかった気になるのが技量じゃなくて

未知が来てもまるで既知のように簡単に楽しそうに乗りこなすのが本物じゃない?




「向上がないと面白くない」


向上がないと面白くない

やりたくなければそもそもやらない、体は頑として動かない

嫌なことはそもそもやらない

やりたくないと、意識で言葉でいくら発破をかけようが金縛りにあったかのように動かない


思考だけが先を走る

やった気になるが現実は全く動いてない

ゴーストだけが回る

空回り

気持ちだけが回りまくって

気持ちもそのうち疲れて

体に戻ってきて、心身同一にまた戻る


向上を味わうためには

まず自分を殴って地べたに這いつくばらせて

ここがお前の現時点だよと知らせるところから始まる

どんな人生ゲームでも最初のマスがある

自分が今どこにいるかわかってないのに

前進も後退もない

向上もない


痛いと感じながらも始まりを予感し心躍る

死に至るほどの痛みじゃない

単にコンプレックスとかプライドを刺激される程度のものだから

それをそもそも価値ないどうでもいいって軽んじてしまえばいいわけで

あとは上がっていく楽しさ

どう上がろうかと工夫する楽しさを存分に味わえばいい




「レシートはタイムマシン」


レシートはタイムマシン

確定申告に必要とかじゃなくて

日記よりも具体的で客観的な

あの頃を保存しておきたくて

「レシートはいりますか?」の画面で「はい」を押す


あの頃俺は何に興味があって、何を買って楽しんでいたっけ

同時に思い出される交友関係

友達との買い物、エピソード

印字されていない余白にきっちり刻まれてる


興味の移り変わりは生きてきた証

たまに振り返る

月面のように消えない足跡として


あの時何を考えていただろう

少しでも安く?

クーポンやセールをうまく使ってさ

1円でも安く手に入れようって

買い物を楽しんでたっけね


レシートはタイムマシン

確定申告に必要とかじゃなくて

日記よりも具体的で客観的な

あの頃を保存しておきたくて

「レシートはいりますか?」の画面で「はい」を押す


今を記録するために

今のこの気持ちを記録するために

日記にしようと言葉にした途端に消えてしまうあれこれを

思い起こせる事実の羅列

爪で引っ掻いてサインでも書きますか

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