思い出の青いやつ、アジシオを食べたら、これ

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第1話 思い出の味

ふと目に入った、アジシオの青い蓋。長年我が家とは縁が遠かった。


母の料理に、おにぎりの味を記憶の中でも印象に残ってる。アジシオをかけたおにぎりは、私にとって運動会やお弁当に持って行ってた、特別な思い出の味だった。


白米にパラパラと味の素を振りかけ、海苔で包んだだけのシンプルなもの。しかし、その素朴な味わいは、何物にも代え難い美味しさだった。味の素の旨味が合わさって、私の心を満たしてくれた。


大人になり、様々な料理を経験する中で、スーパーなどでアジシオや味の素の存在を見えてるのに手に取る事は無かった。


Xで普通の塩とアジシオの存在で共感する投稿を知った、青い蓋を見つけた瞬間、あの頃の記憶が蘇り、久しぶりに購入した。


懐かしさに誘われるように、アジシオをかけたおにぎりを久しぶりに作ってみた。一口食べると、幼い頃に味わったあの懐かしい味が口いっぱいに広がった。



青い蓋は、私の記憶の扉を開ける鍵だった。その鍵を開けることで、私は過去と現在、そして未来を繋ぐことができた。


ありがとう、アジシオ、私の心を温め、人生を豊かにしてくれて。




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