(三)-3
「ありがとう」
神先生が大声で返した。
「良かったら上がっていって下さいな」」
「店開けているので、帰らなくっちゃ。それじゃどうも」
そういうやりとりの後、玄関ドアを閉める音がした。
そして美幸がお盆にラップをかけられた四皿載せて部屋に入ってきた。
「あら、テーブルの上、いっぱいね」
幸恵がそう言うと「一皿もらう」と修一がエビチリの皿を一枚受け取った。
そして幸恵は部屋を出た。
「何か頂いたのかい」
神先生がキッチンの方へ向かって尋ねると「ええ。北京ダックですって」と返事がした。
(続く)
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