アホ面ばかり　切っても出てくる　アホ飴　よく見りゃあ　自分によく似てる　１点

【１行補足解説】

　こちらは金太郎飴から思いついたものです。

　職人さんが色のついた飴の棒を積み重ねて形作（かたちづく）り、伸ばして、こんこん切っていくさまをテレビで見て、感動したのを覚えています。

　私の父が、一時趣味で仏像を彫ったり陶芸したりするのにはまって。

　それがなんとなしに、みんな父を彷彿させる顔つきなんです。

　ある時、鉄分を含んだ陶芸土で小さな観音様を作り、「うーんこれは女性っぽい顔がいいからやってくれ」と頼まれて私が表情だけ彫ったことがあります。

　できたそれは、どことなく私に似ていました。

　アホ飴って響きが面白いかな〜と思っての１行。

　あと、もしかしててんとれイチ長い１行かも？

　この話にて、「あ？　関西関東では、『自分』って指し示すの、IとYouで意味違うんじゃ？」と、初めて気がつきました。

　以降、てんとれで「自分」という単語を使わないよう注意しています。

　自分自身って書くとか。

＊使用作品＊

#16 ぱのすけ

＃祭後　夢月みつき

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