第6話

茂津奏恵に連れられて離れを出ると庭の無線機の前に呼子兼続が立っていた。

呼子兼続「暗号文は読めなかったがコレはおそらくモールス信号だろう。そう思って先生の無線機を調べてみたが正しかったようだ」

彼はコンコンと無線機を軽く叩いた。

長良治「それにしてもなんで無線機なんかがあるんです?」

呼子兼続「先生の父親は通信兵だったらしい。それもあって先生は暗号にハマったそうだ。母屋の奥で邪魔になってたから処分する予定だったが処分する前でよかった」

長良治「それで…無線機からは何が」

呼子兼続は一枚の紙を私の前に広げた。

呼子兼続「また暗号だ。と言ってもどうやら今回は難しくはなさそうだ」


チェックポイント2

暗号③を解読せよ

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